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第四章三節 ページ24

*


敦、鏡花の二人が和気藹藹(あいあい)と目の前を歩くその後ろを四葉は歩いていた。

今日は鏡花の初任務であり、敦と鏡花のお目付け役として四葉が抜擢されたのである。


楽しげに話す二人は後ろから見るとまるで兄弟のようだ。


その光景に少し胸の辺りがじくりと痛んだ。


どうやら精神的にも随分自分は参っているらしい。
些細なことでちらつく記憶はそう簡単に離れてくれない。



中島「……どうかしましたか?四葉さん。」


「え?いや、何でもないよ?」


そう答えると依頼先である判事の元へと歩みを進めた。





結果から言うと依頼は悲惨な結果であった。


鏡花がうっかりマフィアのクセで、判事を護身用のスタンガンで気絶させてしまったのだ。


敦と四葉も含めた三人で顔を真っ赤にして怒る判事に頭を下げる。


なんとか書類を渡し、広場の公園のベンチに腰掛け、三人で他愛の無い話をしていた。


その時だった。



「ッ!??」



音をたてる夜叉白雪への携帯から声が聞こえた。


『夜叉白雪よ。鏡花に近寄り嘘の世界を教えるものに罰を与えよ』


鏡花を挟むように右端に座っていた敦の腹部を銀色の刃が貫通する。


ずしゃあ、と前に倒れる敦の体を四葉が咄嗟に支える。

夜叉白雪と対峙すると唐突に背後から声が聞こえた。



紅葉「害獣の血でも飛沫く様は美しいのう。
そうは思わぬかえ、愛しの鏡花や。」



鏡花が肩を揺らす。


和服に傘。
尾崎紅葉が携帯電話を片手に後ろに立っていた。




*



____
更新ペース落ちます。
一日一回更新できればいい方だと思ってください;;

たくさんの評価、しおりありがとうございます!!!
hit数が四桁もあって、克つもうすぐ3000回なのですが…!?
本当にありがとうございます!!!(土下座)

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 文スト小説 , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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しのっぺ(プロフ) - ミカゲさん» 正解ですよ!!あの曲中毒性がすごいですよね〜!私もボカロ結構好きなのでウチの子に歌わせたくって…笑 見ていただけてとても嬉しいです!ありがとうございます! (2016年7月30日 11時) (レス) id: 1ead4d7d0b (このIDを非表示/違反報告)
ミカゲ(プロフ) - ワールズエンドダンスホール・・・!?  (2016年7月29日 21時) (レス) id: 5a4295338f (このIDを非表示/違反報告)
しのっぺ(プロフ) - 牡丹さん» はじめまして!!! お、面白いですか!!? アババ、そんなお言葉光栄です……!! 自分でも予想していなかった程の評価でびっくりしています← ありがとうございます!!ハイ!!更新頑張ります;; (2016年5月2日 3時) (レス) id: d3e84760c3 (このIDを非表示/違反報告)
牡丹(プロフ) - はじめまして!!!いや〜面白いですね!!!これからも更新頑張ってください!! (2016年5月1日 22時) (レス) id: e3b3e501fd (このIDを非表示/違反報告)
しのっぺ(プロフ) - つぶ飴さん» コメントありがとうございます!! 私も作ったオリキャラをすごく可愛がってしまうのでその気持ちよく分かります(笑) 最近は更新停滞気味で申し訳ないです;; なるべく更新速度を上げれるよう善処致しますm(__)m (2016年4月18日 1時) (レス) id: d3e84760c3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しのっぺ | 作成日時:2016年3月13日 0時

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