第二章三節 ページ11
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その途端。
国木田たち探偵社員の前を薄い透明な壁がたち塞がる。
壁の外部には四葉と十数人のマフィア。
国木田「おいッ森内っ、さっさとこれを解け!!!」
「僕はもう仲間が傷つくのを見たくないんだよ。」
まるで国木田の声が聞こえていないかのようにごく自然に無視された。
そのままツカツカと歩み寄る四葉は薄い笑いを浮かべている。
与謝野「やめな!!!四葉ッ!!!」
ある程度付き合いのある者たちは確証などないが勘づいていた。
__何かよからぬことをしでかすつもりだ、と。
マフィアから5米(メートル)といった辺りだろうか。
それくらいの距離を置いて一度、四葉は立ち止まった。
「だから、ネ?ここでタヒんでヨ。」
四葉は十数人のマフィアの塊の中へ飛び込んだ。
江戸川「四葉ッ!!!」
次の瞬間。
ドサドサと音を立てて次々に倒れていくのはマフィアの方だった。
何が起こっているのか分からず全員が凝視する。
四葉の右手には鋭く光を反射させる刀があった。
広津「成る程、“錬金術”か。」
「ひゅう、ご名答〜。僕の能力はあらゆる物を“創り出す”。」
刀を銀の方に向ける。
咄嗟のことにガードで精一杯になった銀と四葉との状況は拮抗している。
それを好機とばかりに数に物を言わせて一斉に襲いかかってくるマフィア達。
四葉は怪しげに笑った。
「アは、待ってタよ。」
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そして終わらない探偵社襲撃編。
次で終わります。おそらく。
四葉の能力については追々補足説明をさせていただきます。
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しのっぺ(プロフ) - ミカゲさん» 正解ですよ!!あの曲中毒性がすごいですよね〜!私もボカロ結構好きなのでウチの子に歌わせたくって…笑 見ていただけてとても嬉しいです!ありがとうございます! (2016年7月30日 11時) (レス) id: 1ead4d7d0b (このIDを非表示/違反報告)
ミカゲ(プロフ) - ワールズエンドダンスホール・・・!? (2016年7月29日 21時) (レス) id: 5a4295338f (このIDを非表示/違反報告)
しのっぺ(プロフ) - 牡丹さん» はじめまして!!! お、面白いですか!!? アババ、そんなお言葉光栄です……!! 自分でも予想していなかった程の評価でびっくりしています← ありがとうございます!!ハイ!!更新頑張ります;; (2016年5月2日 3時) (レス) id: d3e84760c3 (このIDを非表示/違反報告)
牡丹(プロフ) - はじめまして!!!いや〜面白いですね!!!これからも更新頑張ってください!! (2016年5月1日 22時) (レス) id: e3b3e501fd (このIDを非表示/違反報告)
しのっぺ(プロフ) - つぶ飴さん» コメントありがとうございます!! 私も作ったオリキャラをすごく可愛がってしまうのでその気持ちよく分かります(笑) 最近は更新停滞気味で申し訳ないです;; なるべく更新速度を上げれるよう善処致しますm(__)m (2016年4月18日 1時) (レス) id: d3e84760c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しのっぺ | 作成日時:2016年3月13日 0時