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そして昼過ぎ、外は寒そうに木枯らしが吹いていたがリビングには暖かな日差しだけが届いていた。
日向ぼっこをしていたいろははラグの上で寝てしまい、寝そべりながらミニカーを走らせていた葵志もいつの間にか寝てしまっていた。
安「葵志もいろはもいつの間にか寝てもうたんやなぁ」
そう言って安田さんは柔らかな表情でいろはの頭を優しく撫でた。
私「あったかくて気持ちいいですもんね」
安「俺も眠たなったな〜。でもそろそろ行かななぁ〜」
静かに会話するだけの空間だった。
暖かな日差しと静かなリビング。
安田さんの優しい横顔としばらく会えなくなる寂しさ。
ふと感情が爆発しそうな、息が苦しくなるような、涙が出そうな、そんな感じがした。
もう、充分。
会えなくなっても、もう充分の幸せをもらった。
「好き」と言うにも充分の状況。
私「安田さん」
安「んー？」
私「………」
安「なにぃー？」
安田さんはいろはに向けていた優しい顔のままこちらをむいた。
「フーーー」と2回深呼吸をして3回目の息を大きく吸った。
安「ちょっと待って！」
私「え？」
安「あかんねん。Aには俺はあかんねん」
私「え？ ……あ、…そ、そうですよね。バツイチだし、子どももいるし。大丈夫です！なんでもないですから！」
安「ごめん…」
変な空気が流れていたがすぐ、
安「ごめん、そろそろ行くわ」
私「あ、お仕事頑張ってください」
安「ありがとう。じゃあ」
と安田さんは帰っていった。
涙が溢れた。幸せだった空間をぼーっと眺めながら泣いた。
葵志が起きると
葵「あれ？しょーちゃんは？」
私「帰ったよ」
葵「えー！バイバイしてないのにー。つぎのどようびこれないっていってたけどこんどあえるのはいつかなー」
私「いつだろうね」
葵志に気がつかれないように後ろを向いて涙を拭った。
(子どもの前では笑わなきゃ…)
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とも(プロフ) - とても、面白かったです！！ぜひぜひ続編楽しみにしています。よろしくお願いします (2019年8月15日 22時) (
レス) id: 3d4f6cc8a1 (このIDを非表示/違反報告)
∞やすばのなな∞(プロフ) - 初めまして。すごく面白かったです。ぜひ今後の二人と子供 ちゃん達が読みたいです。よろしくお願いします (2019年8月4日 1時) (レス) id: 2049b2ef87 (このIDを非表示/違反報告)
やすだのほくろ(プロフ) - とても面白かったです！続編期待しています！！ (2019年7月30日 23時) (レス) id: 89dea5a8b9 (このIDを非表示/違反報告)
k19870429(プロフ) - あや(б∀б)さん» ご愛読いただきありがとうございます。続編はなんとなくはあるんで、その時はまた読んでみてください。 (2019年7月30日 16時) (レス) id: 2a323f7d01 (このIDを非表示/違反報告)
あや(б∀б)(プロフ) - 完結おめでとうございます！お疲れ様でした！章ちゃんと子供たちの絡みが可愛すぎて主人公と章ちゃんの絡みがキュンキュンして面白かったです。続編というか番外編というか2人と子供たちのそれからが見てみたいです。 (2019年7月30日 9時) (レス) id: 30d7f5789a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雲 | 作成日時：2019年6月26日 14時
