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．
“2年後”
真「A、おはよう」
寝ぼけたままの姪っ子が寝室から出てくる
ほぼ、寝たまま学校へ行く準備をする姿を見るのは
2年も経つと慣れたものだった
．
真「早くしないと遅刻するで？」
そんな俺の言葉に黙って頷きはするものの
急ぐ気配は一切無し
高３にもなると、まず学校には早く行かなくなる
むしろ遅刻するかしないかのギリギリを攻めるようになった
．
真「(...時間にルーズなのは誰に似たんやろ)」
そんなことを思いながら
制服に着替えてソファで寝ようとするAを起こして
真「今日は何時に帰ってくるん？」
「...5時」
17歳の女の子なんてこんなものなんだろうか
年頃ともなると、少しだけ無邪気さが無くなる
．
やっと8時になってAは鞄を持って玄関へ向かう
ローファーを履く姿を眺めながら
真「...スカート、短すぎ」
これも年頃のせいか、年々短くなっていくスカート
真「そんな短いのは許さへん」
「...周りの子はもっと短いもん」
真「周りは周り、AはA」
そう言うとAは小さく溜息をついて
仕方なさそうにスカートを少しだけ下げる
「...行ってきます」
大して変わらないスカートを揺らしながら
学校へと向かった姪っ子
．
真「...反抗期め」
2年も経つと、昔のような恋心は完全に親心へと変化して
俺は小言が多いお父さんのような存在でしかなくて
．
このまま、本来あるべきの叔父と姪っ子の関係を
変わらず平和に保っていきたいと思っている俺と
目の前にいる可愛くていやらしくて愛しい女の子を
本能のままに愛したいという俺と
．
真「...俺はどうしたいんやろう」
ただただ、葛藤するばかりの2年で
俺とAが築き上げてきた2年で
A今日家に友達来ても良い?真司郎さん、何時に帰ってくる?
Aが俺をちゃんと、信頼し続けてきてくれた
かけがえのない2年だから
．
真「(...やっぱり、良い“真司郎さん”でいたいねん)」
．
真司郎今日は4時には家におるから、友達なら連れてええよ。
．
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桃(プロフ) - まってましたあああ！！本当にありがとうございます生きててよかった (2021年1月4日 13時) (
レス) id: 891670169f (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 更新楽しみにしてます！Twitterとかしてますか？？ (2019年12月3日 0時) (レス) id: a54df85738 (このIDを非表示/違反報告)
もなみ - 久しぶり更新本当に楽しみにしてました (2018年12月11日 0時) (レス) id: 45f78a918e (このIDを非表示/違反報告)
もなみ - いいところでストーリー終わらせますね！ (2018年10月28日 20時) (レス) id: 45f78a918e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なな
| 作成日時：2018年10月28日 14時
