chapter6 ページ10
私は只今数学の教科書と睨めっこをしている
やっぱり数学が出来ない
うう、と頭を抱えてそのまま机に額をつける
もうすぐ中間考査がある
ので、今は勉強中だ
蘭の家で。
ガチャ、と扉の開く音がして顔を扉の方に向けると、目の前には蘭じゃなくてコナンくんがいた。
「あれ、蘭は？」
「蘭姉ちゃんはお菓子買いに行ったよ」
私が行ったのに、なんて呟いてもう1度教科書に向き合う。
コナンくんはそんな私の様子を見て何を思ったのか、私の隣に腰掛けた
コナンくんも私と一緒に教科書をのぞき込む
「A姉ちゃん勉強してるの？」
「うん、私が1番嫌いな数学…」
ぐちゃぐちゃと、計算式の書いてあるノートにぐりぐりと額を擦り付ける。
うあー、なんて間抜けな声を出しながら。
「コナンくんー、ここの問三の解き方分かるー？？」
なんて、笑いながら聞いてみた
いくら数学苦手だからって小学一年生に聞くなんて相当頭やられてるね、くらいには言われると思った。
冗談で聞いてみたの。
「この両端の座標をこの公式に当てはめるんだよ」
「えっ」
「あっ」
しばらくの、沈黙。
目の前のコナンくんはあからさまにやっちゃったって顔をしている。
「…コナンくん、頭、いいんだね…？」
あまりの驚きに思わず疑問形になってしまう。
だって、小学一年生に数学�橋気┐討發蕕Δ箸六廚錣覆い犬磴鵝帖�？
「ええっと、…そう！この前、蘭姉ちゃんも同じとこやってて！蘭姉ちゃんが言ってたの覚えてて！うん！あってるか分からないけど！言ってみた！えへへ〜〜〜」
コナンくん…冷や汗ダラダラだぞ…
ちょっとその理由は無理があったぞ…
まぁでも、ここは騙されておいてやるか
コナンくんにも言えない事情とかあるのだろうし
「…そうなんだ！蘭はやっぱり頭いいな〜！コナンくんに教えて貰った時びっくりしちゃったよ！」
「う、うん！お礼は蘭姉ちゃんに言ってね！」
そう言ってそそくさと蘭の部屋を出ていくコナンくん。
いつか、コナンくんが私を信用できると判断したら、コナンくんに事情も話してもらえるのかな
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玲生(プロフ) - おじさん意外とかっこよかった (2月15日 17時) (
レス) @page29 id: 7f34fd14ff (このIDを非表示/違反報告)
キリン(プロフ) - 胸くそ展開すぎて好きです🫰 (7月24日 15時) (レス) @page29 id: 261e0dc8c8 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - 初コメント失礼します。文章もとても綺麗で読みやすく、最後は物語の中に入り込んだように恐怖を感じました。そしてハイブリストフィアのような闇のある作品が好きな私からすると本当に面白くて最高でした。この作品を完結させて残して下さりありがとうございました。 (2023年3月18日 17時) (レス) @page29 id: 0d9b393e0f (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん - こわぁ､､神､､ありがとうございます (2023年2月22日 22時) (レス) @page29 id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
きなこmochi - 他の作品と終わり方が違くてすごく良かったです！！永遠ループというのが鳥肌がたちました。 (2021年7月10日 20時) (レス) id: e0f0f02020 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こずめ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/shinkuru101/
作成日時：2017年11月4日 16時
