chapter1 ページ4
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今日から私は学校に行く。
今まではお父さんとお母さんが学費を出してくれていたのだろうが、どうやらおじさんが学費を出してくれるみたい。
これは、感謝しなくちゃ、と思って、おじさんにお礼を言ったら
「お礼言われた…!え、地上に舞い降りた天使…??」
とか、訳分からないこと言われたので一応殴っといた。
りょーたろーって呼んでってまた言われたけど、呼んでたまるか
ずっと、おじさんって呼んでやるんだ
私は帝丹高校の制服に身を包んで昨日から住んでいるこの家から出た。
おじさんも一緒に出てきて、「いってらっしゃい」って微笑んでた
学校まで足を進めながら、自然と足元に目がいく
学校がある日は足に足枷を付けなくていいから楽だな、なんて
まだ足枷の付いてる生活に慣れない
いや、慣れるのも可笑しいな
はぁ、とため息をついて、足元に向けていた目を上にあげた。
だんだんと同じ制服の男女が多く見えてきて、その中で一際見覚えのある後ろ姿を発見した。
「蘭、園子、おはよう」
「…!え、?A!?」
「A生きてたー!!」
園子にがばっと抱き着かれる。
そういえばおじさんに誘拐されたと言うこともあって、1ヶ月以上も学校を休んでいた。
私は滅多に学校を休まない人間なので、余計に心配をかけたみたい。
私は2人を宥めながら学校へと入っていった。
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玲生(プロフ) - おじさん意外とかっこよかった (2月15日 17時) (レス) @page29 id: 7f34fd14ff (このIDを非表示/違反報告)
キリン(プロフ) - 胸くそ展開すぎて好きです🫰 (7月24日 15時) (レス) @page29 id: 261e0dc8c8 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - 初コメント失礼します。文章もとても綺麗で読みやすく、最後は物語の中に入り込んだように恐怖を感じました。そしてハイブリストフィアのような闇のある作品が好きな私からすると本当に面白くて最高でした。この作品を完結させて残して下さりありがとうございました。 (2023年3月18日 17時) (レス) @page29 id: 0d9b393e0f (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん - こわぁ、、神、、ありがとうございます (2023年2月22日 22時) (レス) @page29 id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
きなこmochi - 他の作品と終わり方が違くてすごく良かったです!!永遠ループというのが鳥肌がたちました。 (2021年7月10日 20時) (レス) id: e0f0f02020 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こずめ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/shinkuru101/
作成日時:2017年11月4日 16時