【名探偵コナン】コリングウッドくんは大きくなりたい【男主】

よんじゅうわ、可愛い男性 ページ44

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その男性とお店に向かって歩いていること5分。すぐにスリズィエが見えてきた。

門の前にはcloseの看板が掛けられていて、それを見た男性はやっぱり大丈夫だよ…と少し不安そうに顔を歪ませていた。

「僕の不注意ですから、心配することはありません。僕が責任を取りますので。」

「そ、そう？」

少し目がキラキラし始めた。

やっぱりアイスクリームを食べたかったようだ。


「ただいまー」

大きな玄関の扉を開けて中を見渡す。

キッチンから洋菓子の甘い香りが漂ってきて、男性はいい匂い〜と幸せそうな顔をしている。

甘いものが好きな男性だなんて珍しいな、と思いつつ、母がいるであろうキッチンに向かった。

玄関にいる男性には客人用のスリッパを用意し、自分に付いてくるよう促した。

やはりキッチンにいた母は、鼻歌を歌いながら明日の洋菓子の準備をしていた。

僕がキッチンに入ってきたことに気づいた母はいつも通りの笑顔で「おかえりなさい！」と迎えてくれた。

そんな母に先ほどのことを話すと、母はあっさりOKを出してくれて、その男性になにが食べたいか楽しそうに聞いていた。男性も楽しそうに食べたい洋菓子を選んでいた。



男性はチョコアイスクリームと、チョコミルクレープ、チョコチップクッキーを選んだらしく、キッチンから戻ってきた男性は周りに花を咲かせていた。

俺の部屋で食べることになったので、俺もおやつがてら母からもらったメロンパンを部屋に持っていき、男性を自分の部屋に案内した。


「へぇー！小学生の癖にいい部屋使ってんなぁ」

「まぁ、こんだけ大きいとと寂しくはなりますよ」

お互い名前もまだ聞いてないのに、いつの間にかかなり打ち解けていた。

Aもその男性と話すのが楽しく、色々な話を男性にしてもらっていた。

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