さんじゅうろくわ、博士の発明品 ページ40
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阿笠博士の色々な無茶ぶりに振り回されること数十分、流石に痺れを切らしたコナンが阿笠博士の頭を思い切り殴って、阿笠博士を止めた。
ゴン、と凄いいい音がしたが大丈夫だろうか。
「俺がここにAを連れてきたのはこの為じゃないぞ」
コナンはかなりご立腹のようで、Aの目にはコナンの顔が般若に見える。
「わ、悪かったのう、少しはしゃいでしまったわい」
コナンに申し訳なさそうに謝った。
あの騒ぎようで少しなのか…←
博士は俺に少し待っていてくれ、と言うと奥の方にある部屋へと入っていってしまった。
どうやら何かを取りに戻ったようだ。
待っている間、コナンと話をするA。
「今日は他の子達はいないんだね?」
「ああ、今日は呼んでないんだ」
「志保さんも?」
俺がそう言うと、コナンは笑って、そろそろ来ると思うぞ、と言った。
コナンがそう言った瞬間、ガチャリとドアの開く音。
志保さんが来たのだろうと思い玄関の方に目を向けるが、志保さんがやって来たのは博士が入っていった奥の部屋からだった。
「あら、Aくん来てたのね」
「え、なんで志保さんもここに?」
工藤くんからきいてないの?と頭をかしげる志保さんにこくりと頷く。
「私もここに住んでるのよ。アポトキシンを飲んだ時に、阿笠博士に助けてもらってね」
なるほど納得。
「あと、これ。」
志保さんがそう言って俺に渡してきたのは、小さなバッチ。
「何これ?」
「これは探偵バッチだよ。少年探偵団は全員持ってる。こうやってこのボタンを押せば、通信出来るんだぜ」
コナンと灰原もAが手渡されたものも同じバッチを持っていて、コナンがわかりやすく使い方をレクチャーしてくれた。
「あと、これもAくんにやろう」
奥の部屋から戻ってきた阿笠博士が、手に持っているのは、黒いサスペンダー。
このサスペンダーも阿笠博士の発明品らしく、伸縮自在だそうだ。
これもまた、コナンがAに使い方をレクチャーしてくれる。
「す、凄いですね阿笠博士!こんな便利なものをつくれるなんて、尊敬します!!」
そう褒めれば、博士はもうAにデレデレである。←
さんじゅうななわ、追跡メガネ→←さんじゅうごわ、おいおじさん
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苑(プロフ) - とても面白かったです!続編楽しみにしてます! (2018年4月1日 23時) (レス) id: ec4a3c37d4 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 続編楽しみに待ってます! (2017年7月26日 14時) (レス) id: eea9290c90 (このIDを非表示/違反報告)
倉木 勝(プロフ) - 続編待ってます!!!!全裸待機してますね(いい笑顔) (2017年4月16日 21時) (レス) id: e5f691c473 (このIDを非表示/違反報告)
春夏秋冬四季折々 - めっちゃ面白かったです!更新停止しないでええぇぇ!!!!! (2017年4月10日 21時) (レス) id: 6d5bac4935 (このIDを非表示/違反報告)
こずめ@元チューニング(プロフ) - 神無月さん» わあああああコメントありがとうございます!!めっちゃ嬉しいです元気出ました!!不定期更新ですが頑張ります!! (2017年2月12日 0時) (レス) id: 913a70f390 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こずめ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/shinkuru101/
作成日時:2017年2月1日 18時