三話 ページ5
｢いってきまーす｣
靴を履いて、身だしなみを整えながら言うと、｢ﾆｬｱ！｣というにゃーの返事が聞こえた
まるで、いってらっしゃいって言われているみたい。
玄関の所まで駆け寄ってきてくれたにゃーの頭をぐりぐりと撫でる
｢おう！行ってくるな、にゃー！お留守番よろしくね｣
そう言って、家から出た。
厳重に鍵を閉める。
そして、通訳者としての依頼があった会社へと駆け足で向かった
・
・
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依頼先の会社に着くと、スーツを着こなした男性たちがズラリと並んでいた
その気迫に少々怯えながら、その列を通り過ぎようとすると、突然首根っこを掴まれた
｢うぎゃっ｣
変な声が出た
ナニコレ恥ずかしい
皆の目線痛い
自分の首根っこを掴んできた人を睨みながら振り向く
そこにはAのよく見知った人物がいた
｢えっ、あ、フジ！？｣
｢うん、おはようA。さっきの声笑えた｣
笑っているのか、挨拶の声が震えている
｢相変わらずやらしい顔してんな。腹立つからそのまま沈めるぞ。｣
そう言えば、フジは頬を染めながら｢いやん、辛辣ｩ｣とか言ってきた
……この人ドＭだった。
この人にもう何を言っても無駄だ、と本能が理解したようで、構うのが面倒臭くなってきた
さっきから何か話しかけて来ている様だが、スルー。
何となく前の方に目線を向けると、雰囲気から分かる、偉そうな人が、こちらに向かって歩いて来ていた
あの人が依頼人かな。
Aもその人の、所へ駆け足で向かう
後ろの方でフジが｢えっ！？無視ｯｯ！？｣という声が聞こえた気がする(気がするだけ)
｢おはようございます。通訳者としてこちらに来させて頂きました、�睛�Aと申します。今日はよろしくお願い致します。｣
礼儀正しくお辞儀しながら言えば、相手はにっこりと微笑んだ
｢いえいえ、こちらこそ。お仕事の依頼をさせていただきました、この社の社長の村野と申します。今日はよろしくお願い致します。｣
と、内ポケットから自分の名刺を差し出した
その名刺を受け取り、村野さんに、自分の名刺を差し出す
｢取り引きまでまだ時間がありますので、良かったら中でゆっくりしていって下さい。彼と仲が良いのでしょう？｣
村野さんは、フジの事を指さした。
フジは突然社長に指を指されて困惑している
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ねお(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください！応援してます〜 (2016年10月1日 13時) (
レス) id: 847ec38613 (このIDを非表示/違反報告)
こずめ@元チューニング(プロフ) - アナウンスさん» ありがとうございます！はい！更新頑張ります！！ (2015年9月12日 2時) (レス) id: 913a70f390 (このIDを非表示/違反報告)
アナウンス - 凄く面白いです！実況者さん大好きなので、楽しみに更新待ってます (2015年9月10日 21時) (レス) id: d03cb7f796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こずめ＠元チューニング | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/shinkuru101/
作成日時：2015年9月8日 1時
