十一話 ページ13
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自分のバイト先の喫茶店のドアを勢いよく開ける。
休日だからか、いつもより多くの人の視線が自分に向く
所々で｢あっ、Aくん来たー♪｣などの声が聞こえる。
自分で言うのもなんだが、顔は良い方だと思う
だからAはこの喫茶店の看板であるので、A目当てでこの喫茶店に訪れる客も少なくない
全速力で走って来た為に乱れている呼吸と服を整え、事務室と書かれた扉を開けた
その扉の奥で待ち受けていたのは、少し怒った顔をした店長−−−−−−−俺の元カノだった。
｢A！10時に来るって約束だったのに20分も遅れてるじゃない！こっちはあんた待ちのお客さんで大変だったのよ！！｣
そう言いながらAの胸元をポカポカと殴り始めた
正直言って、めちゃくちゃ痛い
｢いって、！ごめんって、ちょっと仕事長引いちゃって……。本当にごめん、今度ちゃんと埋め合わせするから……｣
｢…絶対だからねー？｣
｢うん、絶対。｣
Aにデコピンを1発かまして去っていく彼女。
とりあえず腹パンは免れたので一命を取り留めた。
彼女の名前は絢里千捺。
Aのバイト先の喫茶店を経営していて、高校から大学にかけて付き合っていた彼女。
別れた理由は確か、Aがドイツに1年間留学する事に決まって、千捺が留学に反対してその成り行きで別れた。
別に後悔はしていない。
そのお陰でドイツへ留学する事が出来たから。
今までの事を振り返りながら身支度をする。
店の方から｢Aくんまだですかー？｣なんてビッチの声が聞こえてくる。
千捺が｢もう少しで準備が終わるのでっ！｣となんとか止めていてくれている様だ。
あとちょっとでも遅れたら今度こそ千捺に腹パンされるので急いで事務室から出て、カウンターへ向かった。
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ねお(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください！応援してます〜 (2016年10月1日 13時) (
レス) id: 847ec38613 (このIDを非表示/違反報告)
こずめ@元チューニング(プロフ) - アナウンスさん» ありがとうございます！はい！更新頑張ります！！ (2015年9月12日 2時) (レス) id: 913a70f390 (このIDを非表示/違反報告)
アナウンス - 凄く面白いです！実況者さん大好きなので、楽しみに更新待ってます (2015年9月10日 21時) (レス) id: d03cb7f796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こずめ＠元チューニング | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/shinkuru101/
作成日時：2015年9月8日 1時
