【名探偵コナン】不老不死になっていた件について。【男主】

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俺が青子さんについて聞くと、快斗くんは親切に答えてくれた。


「あー、青子っつーのは、俺の幼なじみっつーか」

少し目線を逸らしてポリポリと頬をかく仕草を取る快斗くん。

なんか、ほんと分かりやすいなーっと思うけど


「…快斗くんは、青子さんの事が好きなの？」

「エッ！？」


快斗くんは相変わらず分かりやすい。
俺がそう言えばすぐに顔を真っ赤にさせた。

よくトリップ特典で原作が変わって快斗くんは青子ちゃんの事が好きじゃない、みたいなのあるけど、俺の時は無いんだな…

男だから無理なのかな…ショック…


快斗くんは俺の問いかけにわたわたと慌て始めて、結局俺の手を引いて早く行くぞ！！と青子ちゃんの家に向かい始めた

俺行っていいの？









快斗くんがおじゃましまーすと言って青子ちゃんの家に入っていく。

あっ、待って中森警部いる落ちないよね？あれ？大丈夫？

「快斗ー！！遅い！ご飯冷めちゃうでしょ！」

「わりーわりー、こっちも色々あってさぁ」

「何よ色々って！！」

「まぁまぁ、」

快斗くんが青子ちゃんを宥める。

夫婦喧嘩かよ

「夕飯、悪いんだけどもう1人増えてもいいか？」

「はぁ？どういうこと？」

快斗くんは、後ろに隠れていた俺を手を引いて青子ちゃんの前に出させた。

中森警部の話だと俺は青子ちゃんとも知り合いっぽいからなぁ
青子ちゃん、どんな反応するんだろうか

「こいつなんだけど、たまたま俺んちの近くで倒れてたから保護してさ、」

保護って言い方だろ…なんだよ俺は猫か…？

快斗くんは目で俺に挨拶しろ、と言う念を送っているように見えたので、青子ちゃんに挨拶をする。

「えっと、Aです…快斗くんに助けて貰って…よ、宜しくお願いします」

言い終わってチラリと青子ちゃんを見る。

挨拶もし終わったというのに青子ちゃんが俺を見たまま全く反応しなくなって、俺と快斗くんは頭にハテナを浮かべた。

「あの…？」

青子ちゃんの沈黙が怖くて話しかけてみる
また青子ちゃんの顔を覗き込めば、びっくりすることに青子ちゃんは涙を流して俯いていた。

「！？」

俺と快斗くんはわかりやすく動揺する。


青子ちゃんは涙を流しながら俺をしっかりと見つめて、そして潰れそうなくらいぎゅーっと抱きしめた。

「へ、？」







「A兄…生きててよかった…」

涙を堪えて、確かに青子ちゃんはそう言った。

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