【名探偵コナン】不老不死になっていた件について。【男主】

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男は近くまできた俺の腕を思い切り引っ張って自分の胸元へと引き寄せた。

あっちょっと肩痛い…


「少しでも変な行動とったらこのガキをぶち殺すぞ！！早く金を詰めろ！！！」

そんなことを言いながら俺の頭に拳銃をゴリゴリと押し付けてくる

俺も昔こめかみに拳銃当てて撃ち抜いたことあったな〜懐かしい〜

ていうか俺、コナンの世界にきてまだ二日なんですけど。事件に巻き込まれるの早くない？

まさかこの銀行に死神いないよね……？

なんて周りを見渡せば後ろの方で身構えているメガネの少年の姿。

やっぱりいた〜〜〜〜最悪〜〜〜

あっ、でも蘭ちゃんいる〜俺のこと見て心配してくれてるよ絶対本当に好き…

俺のこと見てすっごい焦った顔してるな、

それもそうだろう、昨日助けた人間がさっそく事件に巻き込まれて、しかも死にそうなんだから

ああ、でも、遅い


早く、早く








早く殺してくれよ


「お、おい、てめぇ何してやがる！」

あれ。


どうやら俺は無意識に、俺の頭に擦り付けられている拳銃を握っている男の手の上から拳銃を握っていた様だ。

男は俺の予想外の行動に少し冷や汗を流している｡

「ねぇおじさん、俺のこと殺してよ」

「…へ…？」

男性が一歩後ずさる。

俺は男の手を握る手に力を込めた。

「ねぇ、殺してよ」

「早く」

「はやく」

「ねぇ」

男に向き直り、何度も何度も頼んでみた。

男はひ、と小さく悲鳴をあげて俺から離れようとする。
でも拳銃を持っているのは男。

俺は男の手を離さずにそのまま男の手越しに拳銃の引き金を引いた。



パンッ




発砲音と、周りの悲鳴を最後に俺の意識はそこで途絶えた

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