【名探偵コナン】不老不死になっていた件について。【男主】

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「…という訳で少年探偵団に入ることになった片霧Aだ」

「どういう訳か全く分かりませんけどよろしくお願いします！」


コナンくんは渋々といった感じだったが、俺のお願いを聞いてくれたので、休日を利用して阿笠博士の家へとお邪魔している。
そこで少年探偵団たちと待ち合わせをして、冒頭の会話に至る。

コナンくん…俺の事を紹介してくれたのは嬉しいけど本当にどういう訳か全く分からないよ…光彦くんにキレキレのツッコミ入れられちゃったよ

「わぁ！Aお兄さんの目、真っ赤ですごい綺麗！」

「えっ、そう、かな？」

気が付いたら目の前に歩美ちゃんがいた。
さすが小学一年生…人との距離の詰め方が尋常じゃない。でも、俺のこの赤い瞳を褒められたのは嬉しい。どの世界に行っても不吉な色だと言われていたから。
ああ、でもあの世界だけは違うようだったな、赤は運命の色と言ってくれたから。

「僕は円谷光彦です！」

「俺は小嶋元太！」

「吉田歩美だよ！」

みんなと自己紹介をしながら握手をして回る。

手ぇちっちゃい可愛い

「でも、何でお兄さんは少年探偵団に入りたいの？お兄さんだけ中学生だよ？」

歩美ちゃんにみんなが思うであろう疑問をぶつけられた。
さすがに怪盗キッド様に会うためだよとは言えないので違う理由の方を言っておく。

「俺は少年探偵団のボディーガードなのさ！」

なんかそれらしいカッコイイポーズを決めれば大抵の小学生は喜ぶ。現に本当に小学生である３人はキャー！と喜んでいた。

コナンくんと哀ちゃんは後ろで呆れた顔で見ていたが。
気にしないことにする。


そういえば哀ちゃんにはまだ自己紹介して貰ってないなぁ
もう嫌われた？早くない？？

俺のモノ欲しげな目に気付いたようで哀ちゃんは小さく溜息をついて俺の前まで来て、「灰原哀よ、よろしく」
と自己紹介してくれた。

哀ちゃんクールだなーそんな所も好きだけど…

「えへへ、うん。よろしくね哀ちゃん」

哀ちゃんはキッド様の次に好きなキャラクター。
そんな彼女が俺の目の前に居て、しかも俺に手を差し伸べて握手をしようとしてくれている。
あかんわ…緊張で手汗が半端ない。

普段は吃驚する程五月蝿い俺だけど本当に好きなものを前にすると口数が少なくなるらしい。

俺に差し出された哀ちゃんの手を静かに握り返した。
ああああああやばいいいい哀ちゃんと手握ってるよおおおお哀ちゃんの手めっちゃ可愛いいいい

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