聖杯戦争初日 1 ページ23
「ふぁ…、おはよーカルナ…。」
窓から差し込んでくる太陽の光で目を覚ます。すっきりとした、いい目覚めだ。
「おはよう。いい朝だな。」
私の布団のすぐ横に立っているカルナは明るい調子で答えた。
「そうだね…、あっ、そういえば昨日は何も無かった？襲撃とか…、」
昨日の事を思い出す。カルナがいなければ私はアサシンの短剣に貫かれて…、想像するだけで怖い。
「お前が心配するような事は何も無かった。安心しろ。」
カルナは嘘を言ったりしない。その言葉に心の底から安心した。
念のため、昨日仕掛けておいた敵感知用の結界反応を調べるも特に変わった様子はない。
「良かった〜…。うん、仕掛けてる結界にも反応は無いし大丈夫そうだね。」
「そうか、ひとまず危機は去ったと見よう。さて、次はどう出る？マスター。」
「そうだね…。」
と、その時。ぎゅる、とお腹が鳴った。
朝起きたばかりだと言うのに、私の胃は元気だな。
「…朝ごはん食べてからにしよっか。」
笑いながらそう言えば、カルナは頷いた。
朝の食卓。いつも通り従者達が料理を運んできてくれる。今日は和食だ。
「いただきます。」
煮っころがしを口に入れると優しい醤油の味がした。
そういえばカルナはインドの出身だ。和食は口にあうのだろうか…？
ふと思ってカルナの顔を見ると、なんだか浮かない顔をしていた。
「…カルナ？和食は苦手だった？」
声をかけるとカルナはハッとしたようにこちらを見返した。見張りの徹夜が効いているのか、少しぼうっとしているようだ。
「苦手ではないが…、そのように見えたか？」
「うん、少しね。それにちょっとぼうっとしてた。昨日寝てないから疲れてるのかな？ご飯食べたら仮眠とる？」
「必要ない。魔力の供給が少ないなら睡眠は必要だが、お前はオレに充分な量の魔力を供給している。」
「そう…？ならいいんだけど…。辛くなったらすぐ言ってね。」
「…あぁ。」
やっぱりどこか浮かない顔だ。カルナは基本無表情のように見えるからわかりづらいけど、よく見ればその表情はわかりやすい。
何か、原因があるに違いない。
まぁ、今問いただしても、従者の目もあるし言いづらいだろう。食事時にするような楽しい話でも無いかもしれない。
部屋に行ってから、ゆっくり聞こう。
「そうだ、カルナの出身地では…、」
私はいつも通りの雰囲気で会話を続けた。
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狂弥(プロフ) - みんみさん» ありがとうございます〜！フォロー失礼しますね！ (2019年9月24日 14時) (
レス) id: 23f56e940f (このIDを非表示/違反報告)
みんみ(プロフ) - 狂弥さん» 了解です！それでしたらこちらのアカウントにどうぞ！@shinkisato3711 (2019年9月24日 14時) (レス) id: 5aac6cf717 (このIDを非表示/違反報告)
狂弥(プロフ) - みんみさん» コメント返信ありがとうございます！まだ未成年なので全年齢の方がいいです！ (2019年9月24日 13時) (レス) id: 23f56e940f (このIDを非表示/違反報告)
みんみ(プロフ) - 狂弥さん» こんにちは！コメントありがとうございます！そんな事を言ってくれるなんて嬉しいです…！Twitterやってますよ！ほぼfateの話だけど18歳以上しか許可できない裏垢と、あまりfateの話はしないけど全年齢向け、どちらがいいですか？ (2019年9月24日 7時) (レス) id: 5aac6cf717 (このIDを非表示/違反報告)
狂弥(プロフ) - こんばんは！いつも更新楽しみにしてます！質問なのですがTwitterなどはしているのでしょうか？不快でなければ教えていただけると嬉しいです！ (2019年9月23日 23時) (レス) id: 23f56e940f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんみ | 作成日時：2019年8月28日 22時
