召喚 1 ページ2
「―告げる。汝の剣は我が下に、我が運命は汝の剣に。聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ。」
「誓いを此処に。我は常世総ての善となる者、我は常世総ての悪を敷く者。汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―!」
そうして現れたのは黄金の槍兵だった。
魔力をいくらか持っていかれ、どっと疲れが押し寄せてくる。呼吸を整えながら目の前に立っている綺麗な人を見た。すらりと伸びた長身は細く、筋肉質で黄金の鎧を纏っている。顔には透き通った青い瞳が銀色の髪から覗き、こちらを見つめている。
白皙の美青年。そんな言葉がぴったりだった。
「サーヴァント、ランサー。真名をカルナという。よろしく頼む。」
「カル…、ナ…?」
「あぁ。」
どこかでその名を聞いたことがある。確か…、そうだ、母がよくインドの叙事詩の話をしていた。その中の人物だ。
「ってマハーバーラタの?」
「そうだ、この遠い国にもオレ達の戦いが伝わっているとはな。」
カルナは真顔のまま続ける。
それにしてもなんて事だ…、すごい英雄を召喚出来てしまった…。カルナといえばマハーバーラタのカウラヴァ陣営に属し、アルジュナ達パーンドゥ一族と壮絶な戦いを繰り広げた太陽神スーリヤの息子…、生まれながらにして何人たりとも傷つけることの出来ない黄金の鎧を身につけていた戦士(クシャトリヤ)だ…!!(情報量が多い)
つまりはインドを代表する大英雄!まさかそんな人が私の召喚に応じてくれるなんて…!これでこの聖杯戦争は勝ったも同然…!いや、慢心するのは良くない。
「そうだ、自己紹介が遅れたね。私はAA。今回は召喚に応じてくれてありがとう。これからよろしくね、カルナ。」
「こちらこそよろしく頼むA。オレの命がある限り、全力でお前を護ると約束しよう。」
左手には契約の証である令呪が3画刻まれていた。
92人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
狂弥(プロフ) - みんみさん» ありがとうございます〜!フォロー失礼しますね! (2019年9月24日 14時) (レス) id: 23f56e940f (このIDを非表示/違反報告)
みんみ(プロフ) - 狂弥さん» 了解です!それでしたらこちらのアカウントにどうぞ!@shinkisato3711 (2019年9月24日 14時) (レス) id: 5aac6cf717 (このIDを非表示/違反報告)
狂弥(プロフ) - みんみさん» コメント返信ありがとうございます!まだ未成年なので全年齢の方がいいです! (2019年9月24日 13時) (レス) id: 23f56e940f (このIDを非表示/違反報告)
みんみ(プロフ) - 狂弥さん» こんにちは!コメントありがとうございます!そんな事を言ってくれるなんて嬉しいです…!Twitterやってますよ!ほぼfateの話だけど18歳以上しか許可できない裏垢と、あまりfateの話はしないけど全年齢向け、どちらがいいですか? (2019年9月24日 7時) (レス) id: 5aac6cf717 (このIDを非表示/違反報告)
狂弥(プロフ) - こんばんは!いつも更新楽しみにしてます!質問なのですがTwitterなどはしているのでしょうか?不快でなければ教えていただけると嬉しいです! (2019年9月23日 23時) (レス) id: 23f56e940f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みんみ | 作成日時:2019年8月28日 22時