私は十六夜咲夜の妹でNRCに通います【深海の商人編】 (ページ7)

今日:15 hit、昨日:1 hit、合計:39,733 hit

episode 3-7 ページ7

ジャック「マジかよ！すげぇな、ナイトレイブンカレッジって！......ゴホン。仮にも別の寮の縄張りに入るんだ。お前も浮かれてねぇで、用心しろよ」

A「.....わかってる」

そう言うとオクタヴィネル寮に入って行った

廊下を歩いていくとある場所に着いた

ーモストロ・ラウンジー

A「頭にイソギンチャクが生えた人は全員、ここに集められたみたいね......」

ジャック「100.....いや、200人近くはいそうだな。それにこの場所は？サ店みてぇな......『モストロ・ラウンジ』？エース達はどこへ行った？」

ジャックがそう言った瞬間パチンと音が鳴りライトが一点に集中した

アズール「これはこれは、成績優秀者上位50名からあぶれた哀れな皆さん。ようこそ『モストロ・ラウンジ』へ。みなさん僕のことはよ～くご存知でしょうが、改めて自己紹介を。僕は、アズール・アーシェングロット。オクタヴィネル寮の寮長であり、カフェ『モストロ・ラウンジ』の支配人であり、そして───今日から君たちの主人(あるじ)になる男です」

ジャック「.........なんだって？」

A「......イソギンチャク達の主人...あの人が.....」

アズール「君たちは僕と勝負をして、負けた。契約に基づき、これから卒業までの間、僕の下僕(しもべ)として身を粉にして働いてもらいます」

エース「ちょっと待った。こんなん詐欺だろ！」

とエースが言った

アズール「たしか君は1年生のエース・トラッポラさんでしたね。詐欺だなんて人聞きが悪い。僕は契約通り君に完璧なテスト対策ノートを渡したはずですよ。しっかりこなせば、90点以上取れたはずだ」

エース「ああ、確かに取れたぜ、92点！」

アズール「それは良かった！お役に立てたようで何よりです」

エース「でも、対策ノートを渡した相手がこんなに居るなんて話は聞いてねーよ！」

デュース「エースの言う通りだ。これじゃ、いくら対策ノートをもらったって上位50位以内に入れるわけないじゃないか！」

グリム「みんなが90点以上じゃ、85点取っても赤点の時と順位がかわらねぇんだゾ！」

アズール「あなた達守秘義務、と言う言葉をご存知ですか？楽をして良い点を取りたい、落ちこぼれになりたくない、テスト前日まで遊び呆けていたい──。今回、期末テストで僕を頼ったバカ.....いえ、みなさんの事情は様々でしたが......"誰が''、''どんな事情で"、"どんな契約をしたか".....などと言うプライバシーに深く関わることを.....