私は十六夜咲夜の妹でNRCに通います【深海の商人編】 (ページ34)

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episode 3-34 ページ34

レオナ「どれほど優秀な魔法士でも、魔法は無限に使えない。だから、アズールの『黄金の契約書』がずっと無敵であり続けることなんてそれこそ"絶対に"あり得ないんだよ」

ジャック「あの『黄金の契約書』にも必ず弱点はある.....。海の中でリーチ兄弟に挑むより、地上で契約書の"弱点"を暴くことを目指した方がまだ勝算は高い.......ってことか。でも、なんかそれって反則くせぇな」

ラギー「あのねぇ、ジャックくん。意識高いのは結構ッスけど、君ら地上でもアズールくんたちに歯が立ってないじゃないスか」

ジャック「うぐっ、それは....」

図星だったのか答え辛そうにしていたジャック

レオナ「大体なぁ、アイツらは何も知らない草食動物を騙して、身ぐるみ剥ごうって悪党だぜ。遠慮する必要がどこにある？卑怯だろうが、場外乱闘だろうが、契約が無効になればこっちの勝ちだろうが」

ラギー「くぅ～っ、さっすがレオナさん！骨の髄まで卑怯者！」

A「前回の反省していない、ですね。...それにラギーさん、それは褒めていない気がしますが」

レオナ「言ったろ？俺はいつだって全力を尽くす、ってなｧ」

ジャック「......目には目を、歯には歯を、か。よし、残り2日、全力でアズールに張り付いて契約書を破くチャンスを狙うぞ！」

A「そうね、頑張ろう(ストーカーみたいだけどそんなこと言ってられない)」

レオナ「じゃ、せいぜい頑張れよ一年坊ども」

グリム「えぇっ！？あそこまでアオッといて協力はしてくれねーのか！？」

グリムはそう言っていた

レオナ「なんで俺が。サービスでヒントは与えてやったろ。あとはテメェらで勝手にやれ。じゃあな」

ラギー「ってわけで、オレもここで。3人とも頑張るッスよ～」

グリム「は、薄情者～～！！」

レオナさんとラギーさんは行ってしまった

A「(これは一種の戦略ゲーム...レオナさんのヒントを上手く使って勝たないと。たとえそれが卑怯であっても...)」

同時刻

ーオクタヴィネル寮、談話室ー

アズール「......なんですって？Aさんがレオナさんと？」

ジェイド「はい。どうやら契約者はサバナクローに転がり込んだ様です」

アズール「なるほど。それは.....少しばかり予想外の展開だ。...........。」

フロイド「どーする？絞めちゃう？」

アズール「.....いえ。レオナさんについては放っておいてもいいでしょう」