episode 3-11 ページ11
ーオンボロ寮、談話室ー
紅茶を淹れたティーカップを持ち談話室に入りジャックの前に紅茶を差し出した
ジャック「頭にイソギンチャクをつけられた奴らはテストで良い点を取るためにアズールと契約してまんまと騙された.....ってことで間違いなさそうだな。上位50位に入ることが条件だったようだがあれだけ大量の生徒と契約していればほとんどの契約者が上位50位からあぶれることになる。最初からアズールはそれを狙ってたってことか」
A「そうでしょうね。...あのグリムが80点以上取るなんておかしいと思ったわ、もっと早く気付くべきだった..」
ジャック「ったく！他人の力で良い成績とっても何の意味もねぇだろ。自分の力を周りに示せる機会を棒にふるなんざそれこそバカだ」
A「日々の予習復習を怠るからああなるのよ...グリム達も反省して態度を改めてくれると良いけど...」
クロウリー「学園の生徒全員がハウルくんのように自意識強めで面倒くさい.....いえ、真面目だったら私も苦労しないんですがねぇ〜」
いきなり学園長の声が聞こえた
ジャック「ウワッ！学園長！ビックリした！」
A「学園長は神出鬼没だから....」
クロウリー「はぁ.....。今年もアーシェングロットくんの"商売"を止めることができませんでした」
A「商売..？どういう事ですか、学園長？」
クロウリー「アズール・アーシェングロットくん。オクタヴィネル寮寮長を務める2年生です。ローズハートくん同様、2年生にして寮長を務める非常に優秀な生徒なのですが......すこし、いえ、だいぶ問題がありまして」
ジャック「問題って、詐欺行為のことか？だったら学園長が命令してやめさせればいいじゃないすか」
クロウリー「それが......私が教師だからこそ彼の行為を禁止出来ないのです」
ジャック「どういうことすか？」
クロウリー「アーシェングロットくんが生徒たちにばら撒いたテスト対策ノートですが......あれは、事前に出題用紙や解答を盗み見るなどの不正行為で作られたものではありません。ナイトレイブンカレッジ過去100年分のテスト出題傾向を徹底的に調べ上げ自力で練り上げた"虎の巻"なんです」
A「100年分のテスト出題傾向...、すごいですね」
私は思わずそう言ってしまった
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サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2020年11月27日 23時) (
レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
フェリシア(プロフ) - 頑張ってください！いつも楽しみにしてます (2020年11月10日 16時) (レス) id: 13a2efa50c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：潮音 | 作成日時：2020年11月4日 13時
