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赤い建物を通り過ぎ、 奥に進むと 『本日は非公開練習です』 とテープが張られていた



真司はそれをまたいで 進んだ



『いいの? クラブハウスに顔出したら?』


真「ええねん! ビックリさせるから」




チョコチョコと 奥に進んでいく真司を追いかけると


ベンチで座る人影が見えた




真「よっ 貴士も今日来てたんや」


「真司も今日やったんや。 あれ? 後ろはかの.....」



真司と話していた人が私の顔を見て話すのをやめた理由


それは




「Aちゃん? 真司の彼女やったん!?」


『ぬいさんも....サッカー選手だったんですか!?』




新幹線で出会った


ぬいさんだったからだ





.




真「なにそれ! めっちゃおもろいやん!! 」


『すみません! 私、失礼なこと言いませんでした?』


「大丈夫大丈夫! にしてもドイツから帰ってきた彼氏って真司の事やったんや!
どおりで めっちゃ話一致するなって思っててん」


真「クラハ、顔だした?」


「ううん。 ビックリさそ思って」


真「俺と考えること同じやん 笑
3時半やろ? もうそろそろ出てくるんじゃないん?」





ぬいさんが サッカー選手だということにびっくりしたけど

ちょっとだけ納得した気がする



新幹線の中で ぬいさんは


サッカーのことを話していたから




まぁ、サポーターなのかな? って思ってたけど



目の奥が炎みたいに燃えてるように 私は見えた

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作者名:Sky x他1人 | 作成日時:2017年9月5日 1時

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