ひまわり【北信介】

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前言撤回。









「始まるわけないよなあああああああ」









５月、夏を感じさせる風がそよそよと吹く中



机に突っ伏しそう叫ぶ









「アホ、そんな少女漫画みたいな恋の始まり方あってたまるか現実見いや」




「うっ………」









友人からのごもっともな言葉に胸を痛める









入学式から早1ヶ月は過ぎたものの、助けてくれた彼とは何の進展もない









「でもでも！クラスと部活は突き止めた！！」







「いやそんだけかい」









北信介くん、1年5組男子バレーボール部









クラスも離れているため全然関わりもなく、あれから彼を校内で見かけることはたまーーーーにあるものの一切話すタイミングもない


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