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《こっ……この前進守備は！》
「明らかにバッターの集中を乱す位置で守ってるけど、さっきそっちがやったときは審判は何も言わなかった。文句無いよね、理事長？」
やっぱり、さっきの挑発は作戦だったんだ。
一度野球部の前進守備を審判が黙認している以上、審判は今回のE組の行動も黙認するしかない。
「ご自由に。選ばれた者は守備位置くらいで心を乱さない」
「へーえ、言ったね。じゃ、遠慮なく」
カルマが不敵に笑うと、カルマと磯貝の2人はバッターに向かって歩いていく。
あまりの近さに、観客も私も目を見開いた。
《ちっ、近い！ 前進どころかゼロ距離守備！ 振ればバットが当たる距離だ！》
この状況に、異様な空気を放っていた進藤も目が点になってしまっている。
どんなに集中していても、この距離に人がいるのならバットを全力で振ることは難しいだろう。進藤はバットを振るが、そこにさっきまでの勢いはない。
カルマも磯貝もそのスイングを悠々と躱す。
さらに、次のスイング。
ボールはバットに当たらず、その場で飛び跳ねた。そのボールをカルマがキャッチし、キャッチャーの渚へ。そして連続アウト。
《ゲ……ゲームセット…！ なんと…なんと…E組が野球部に勝ってしまった！》
「やった……！」
E組男子が勝ったことが嬉しくて、フェンスの外で小さくガッツポーズをする。
疲れた男子たちがベンチからこちらに歩いてきたので「おつかれー！」と声をかけながら走り寄った。
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千々(プロフ) - 花游さん» ああ！ 同志が！ 同志がいる！(感涙) とても嬉しいです！ ありがとうございます！ 本当にこの物語は二代目のために書いているようなものなので……最後の最後までぜひぜひお読みいただければと思います！ 絶対に後悔させませんので！ (3月17日 16時) (
レス) id: 1d9d509371 (このIDを非表示/違反報告)
花游(プロフ) - 本当に、本当にありがとうございます……二代目さんの夢女なので命が助かります……！！（ ; ; ）応援しております！！ (3月17日 15時) (レス) @page22 id: 4e8b8c9da9 (このIDを非表示/違反報告)
千々(プロフ) - 棗さん» コメント、モチベになるので本当に嬉しいです！ ありがとうございます！ 続きもぜひぜひ楽しんでいただければと思います！ (3月12日 18時) (レス) id: 1d9d509371 (このIDを非表示/違反報告)
棗 - とっても面白かったです！続きを楽しみに待ってますっ((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ (3月12日 16時) (レス) @page8 id: d1397bd03f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千々 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tidierika2/
作成日時：2024年3月9日 17時
