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「君に言う義理はないね、殺せんせー。だが、これで納得したろう。両親も違う、育ちも違う。だが……この子と君は兄弟だ」
先生が触手を持つようになった理由は、実験施設で植え付けられたから。
なら、この転校生も似たような実験を受けたのだろう。
「しかし怖い顔をするねぇ。何か……嫌な事でも思い出したかい？」
「……どうやらあなたにも話を聞かなきゃいけないようだ」
「聞けないよ、死ぬからね」
平然とそう答えたシロの袖口から、眩い光が放たれた。
その瞬間、先生の体がわずかに硬直する。
「この圧力光線を至近距離で照射すると、君の細胞はダイラタン挙動を起こし、一瞬全身が硬直する」
「……なにそれ」
誰にも聞こえないほどの声で、小さく呟いた。
そんな光線があるなんて、知らなかった。
その間にもイトナの猛攻により、先生は追い詰められていく。シロの口から、先生の知らない弱点がどんどん暴かれていく。
【殺せんせーの弱点�亜�脱皮直後】
【殺せんせーの弱点�院Ш得個掌紂�
【殺せんせーの弱点�押�特殊な光線を浴びると硬直する】
なぜ、この男はこんなにも先生の弱点を知っている？
数ヶ月間、先生の暗殺に誰よりも関わっているはずのE組生徒も知らない弱点。そんな弱点を当たり前かのように利用するシロに不信感が高まる。
イトナは音速を超える速さで、先生の足を切り落とす。
飛び散る先生の触手を見て、私は拳を硬く握りしめた。
(先生に、死んでほしくない)
もしも先生に死んでほしくないならば、私はここでシロを仕留めるべきなのだろう。
けれど、地球を破壊する超生物の暗殺を妨害することは、本当に正しいのだろうか。
(……あれ？)
そういえば、なぜ先生は地球を破壊しようとしているのだろうか。
防衛省を調べてわかった情報は“月を破壊した超生物が、次は地球をも破壊しようとしている”ということだけだ。
しかしよく考えてみれば、先生が地球を破壊する理由がわからない。もちろん、月を破壊する理由も。
先生に地球を破壊する理由なんてないはずだ。
少なくとも、私が知る限りでは。
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千々(プロフ) - 花游さん» ああ！ 同志が！ 同志がいる！(感涙) とても嬉しいです！ ありがとうございます！ 本当にこの物語は二代目のために書いているようなものなので……最後の最後までぜひぜひお読みいただければと思います！ 絶対に後悔させませんので！ (3月17日 16時) (
レス) id: 1d9d509371 (このIDを非表示/違反報告)
花游(プロフ) - 本当に、本当にありがとうございます……二代目さんの夢女なので命が助かります……！！（ ; ; ）応援しております！！ (3月17日 15時) (レス) @page22 id: 4e8b8c9da9 (このIDを非表示/違反報告)
千々(プロフ) - 棗さん» コメント、モチベになるので本当に嬉しいです！ ありがとうございます！ 続きもぜひぜひ楽しんでいただければと思います！ (3月12日 18時) (レス) id: 1d9d509371 (このIDを非表示/違反報告)
棗 - とっても面白かったです！続きを楽しみに待ってますっ((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ (3月12日 16時) (レス) @page8 id: d1397bd03f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千々 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tidierika2/
作成日時：2024年3月9日 17時
