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翌朝学校に来ると、転校生がおかしな方向へ進化していた。
『おはようございます、みなさん！ ふふっ』
「えぇ……？」
緑と鳥たちの鳴き声が溢れる中、自律思考固定砲台は笑顔で挨拶をしてくれた。
聞けば、昨夜のうちに先生が自作の改造を施したのだという。
「なに騙されてんだよおまえら。全部あのタコが作ったプログラムだろうが。愛想よくても機械は機械。どうせまた空気読まずに射撃すんだろ？ あのポンコツ」
寺坂が不満げに言葉を連ねるが、自律思考固定砲台は曇った表情を寺坂に向けた。
『おっしゃる気持ち、わかります寺坂さん。昨日までの私はそうでした。ポンコツ……そう言われても、返す言葉がありません』
自律思考固定砲台は声を震わせながら、目に涙を溜める。ツーッとその瞳から涙がこぼれ落ちる。
「あーあ、泣かせた」
「寺坂くんが2次元の女の子泣かせちゃったー」
「寺坂ってば、ホント女の子に対して扱い雑」
「なんだよ誤解される言い方やめろ！」
キレる寺坂を女子でいじっていると、自律思考固定砲台は涙を拭いながら言った。
『でもみなさん、ご安心を。殺せんせーに諭されて、私は協調の大切さを学びました。私のことが好きになっていただけるよう、みなさんの合意が得られるまで、私単独での暗殺は、控えることにしました！』
そう言って満面の笑みを浮かべる。
殺意には一切の手出しをせずに、この結果まで持っていくなんてやっぱりすごい先生だ。
「あとさ、この子の呼び方決めない？ 自律思考固定砲台っていくらなんでも……」
「だよね〜」
「そうねぇ〜。なにか1文字取って……」
「じ…りつ……。そうだ！ じゃあ、律は？」
『嬉しいです！ では、律とお呼びください！』
休み時間には和気あいあいと律を囲んでみんなでおしゃべりする。
それはとても和やかな時間だったが、この先の律をどうするかは
……たぶん、このまま平和には終わらないだろう。
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千々(プロフ) - 花游さん» ああ！ 同志が！ 同志がいる！(感涙) とても嬉しいです！ ありがとうございます！ 本当にこの物語は二代目のために書いているようなものなので……最後の最後までぜひぜひお読みいただければと思います！ 絶対に後悔させませんので！ (3月17日 16時) (
レス) id: 1d9d509371 (このIDを非表示/違反報告)
花游(プロフ) - 本当に、本当にありがとうございます……二代目さんの夢女なので命が助かります……！！（ ; ; ）応援しております！！ (3月17日 15時) (レス) @page22 id: 4e8b8c9da9 (このIDを非表示/違反報告)
千々(プロフ) - 棗さん» コメント、モチベになるので本当に嬉しいです！ ありがとうございます！ 続きもぜひぜひ楽しんでいただければと思います！ (3月12日 18時) (レス) id: 1d9d509371 (このIDを非表示/違反報告)
棗 - とっても面白かったです！続きを楽しみに待ってますっ((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ (3月12日 16時) (レス) @page8 id: d1397bd03f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千々 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tidierika2/
作成日時：2024年3月9日 17時
