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ふと、足音が外から聞こえた。その足跡を聞いて不良は余裕を取り戻したのか、言葉を続ける。
「ハッ。中坊がイキがんな。呼んどいた連れどもだ。オメェらみたいなよいこちゃんはな、見たこともないような不良ども……」
ドアから出てきたのは髪の毛を七三分けにされ、丸メガネをかけている………不良、なの？
彼らには見覚えのある黄色い触手が巻き付いている。
「不良などいませんねぇ。先生が全員手入れをしてしまったので」
「先生！」
「殺せんせー！」
先生の姿を見た瞬間に、強張っていた体から力が抜けていく。もう大丈夫なんだ。
「遅くなってすみません。この場所は君たちに任せて、他の場所からしらみ潰しに探していたので」
「……ねえ先生、その
「暴力沙汰ですので。この顔が暴力教師と覚えられるのが怖かったのです」
情けない先生の言い分に思わず笑いが漏れる。
「せ、先公だと？ ふざけんな！ ナメた格好しやがって！」
業をにやした不良たちが先生に襲いかかった。でも、先生に勝てるはずがない。
「ふざけるな？ それは先生のセリフです」
不良たちは一瞬のうちに薙ぎ倒されていく。
「ハエが止まるようなスピードと汚い手で……うちの生徒に触れるなどふざけるんじゃない」
聞いたことのない低い声に、真っ暗な顔、赤く光る目。
どう考えても先生は激怒している。
…………少しだけ、嬉しかった。
先生にこんなふうに心配してもらえるのは初めてだったから。
刃物を持ち、先生に飛び掛かる不良は、どんどん先生に倒されていく。
そして最後のトドメは、渚たちが持つ修学旅行のしおりで。
私たち三人もみんなに拘束をほどいてもらって、日が暮れる中帰路についた。
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千々(プロフ) - 花游さん» ああ！ 同志が！ 同志がいる！(感涙) とても嬉しいです！ ありがとうございます！ 本当にこの物語は二代目のために書いているようなものなので……最後の最後までぜひぜひお読みいただければと思います！ 絶対に後悔させませんので！ (3月17日 16時) (
レス) id: 1d9d509371 (このIDを非表示/違反報告)
花游(プロフ) - 本当に、本当にありがとうございます……二代目さんの夢女なので命が助かります……！！（ ; ; ）応援しております！！ (3月17日 15時) (レス) @page22 id: 4e8b8c9da9 (このIDを非表示/違反報告)
千々(プロフ) - 棗さん» コメント、モチベになるので本当に嬉しいです！ ありがとうございます！ 続きもぜひぜひ楽しんでいただければと思います！ (3月12日 18時) (レス) id: 1d9d509371 (このIDを非表示/違反報告)
棗 - とっても面白かったです！続きを楽しみに待ってますっ((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ (3月12日 16時) (レス) @page8 id: d1397bd03f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千々 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tidierika2/
作成日時：2024年3月9日 17時
