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新幹線から降りて旅館に到着すると、先生がグロッキーになっていた。
超生物でも乗り物酔いするんだ……。
というかむしろ、超生物になってから弱点が増えている気がする。昔の先生が乗り物酔いするところ、見たことないし。
「どう？ 神崎さん、日程表見つかった？」
「ううん」
「神崎さんは真面目ですからね。独自に日程をまとめていたとは感心です。でもご安心を。先生の手作りしおりを持てば全て安心」
「神崎さん。私、先生のしおり持ち歩いているからなにか必要だったら言ってね」
神崎さんの隣に座ってそう声をかけると、すぐそばに立っていた前原が叫んだ。
「えー！ A、あんな重いモン持ち歩いているのかよ」
「なんか文句あるか前原。先生からもらったものは持っておきたいの！」
そう言ってしおりをリュックから取り出すと、横目に日程表を探す神崎さんの姿が目に入る。
あの注意深い神崎さんが、日程表なんて大切なものを落としたりするかな？
少し、嫌な予感がした。
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翌日には京都散策が始まった。
といっても、するのは散策だけじゃない。
午後の先生暗殺に備えて、まずはコースの下見をする。
暗殺に由縁のある地をコースとして選んだということもあり、先生お手製のしおりを持つ渚が解説をしてくれた。
そしてたどり着いたのは、神崎さん提案の見通しが悪い祇園の路地裏。
暗殺にはもってこいの場所だ。
「へー、思ったより薄暗いんだね。人もいないし、少しくらい騒ぎになっても気づかれなさそう」
「ね！ さっすが神崎さん！ 下調べ完璧！ じゃあ、ここで決行に決めよっか！」
すると、ふいに知らない人の気配がした。
それに若干の悪臭。
タバコの煙と体臭が混ざり合ったような嫌な匂い。
「マジ完璧。なんでこんな拉致りやすい場所歩くかねぇ」
前を見ると、大柄な学生が複数人出てくる。後ろを振り返ると更に数人。
この感じ、待ち伏せされてた？
「下がって、壁に背をつけて。できるなら、隠れて」
「う、うん……」
隣にいた奥田さんに小さく声をかけると、カルマが注意を引きつけるように前に出てくれる。
「なに？ お兄さん等。観光が目的っぽくないんだけど」
「男に用はねぇ。女おいてうちに帰……」
カルマの拳が、不良の顔面に炸裂した。
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千々(プロフ) - 花游さん» ああ！ 同志が！ 同志がいる！(感涙) とても嬉しいです！ ありがとうございます！ 本当にこの物語は二代目のために書いているようなものなので……最後の最後までぜひぜひお読みいただければと思います！ 絶対に後悔させませんので！ (3月17日 16時) (
レス) id: 1d9d509371 (このIDを非表示/違反報告)
花游(プロフ) - 本当に、本当にありがとうございます……二代目さんの夢女なので命が助かります……！！（ ; ; ）応援しております！！ (3月17日 15時) (レス) @page22 id: 4e8b8c9da9 (このIDを非表示/違反報告)
千々(プロフ) - 棗さん» コメント、モチベになるので本当に嬉しいです！ ありがとうございます！ 続きもぜひぜひ楽しんでいただければと思います！ (3月12日 18時) (レス) id: 1d9d509371 (このIDを非表示/違反報告)
棗 - とっても面白かったです！続きを楽しみに待ってますっ((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ (3月12日 16時) (レス) @page8 id: d1397bd03f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千々 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tidierika2/
作成日時：2024年3月9日 17時
