6-1 修学旅行の時間・1時間目 ページ22
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一週間後に、京都2泊3日の修学旅行があるらしい。
体育の時間に烏間先生は言った。
「君らの楽しみを極力潰したくはないが、これも任務だ」
京都では私たちの引率をする先生を、プロのスナイパーが狙う。そのために、私たちが暗殺しやすいコース選びをすることが重要なのだとか。
「…………てか、私班どうしよ」
教室に戻ると、みんなは続々と班を決めていく。
でも、私には班決めの経験なんてない。
誘い方も知らない。
もしかして私の人生初修学旅行、ぼっちですか……？
一人で頭を抱えていると、元気な声が後ろから聞こえた。
「A！ もしかして班まだ決まってない？ それなら一緒の班になろうよ！」
「うぅ、カエデ〜」
誘ってくれた彼女は天使か、はたまた女神か。
カエデに連れられて他の班員の元に向かうと、そこには渚、カルマ、杉野、奥田さん、神崎さんもいた。
全員の班が決め終わったそのとき、教室のドアが勢いよく開いた。
「一人一冊です！」
先生は高速で、辞書のようなものを生徒に渡す。
なにこれ、重い。
「修学旅行のしおりです。昨日徹夜でつくりました！」
一番この修学旅行を楽しみにしてはしゃいでいるのは、先生なのかもしれないな。
しおりを胸に抱えて、笑顔の先生の顔を見た。
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京都に向かうための新幹線も、やはりE組は差別待遇らしい。駅で新幹線を待っていると、グリーン車を使う本校舎組がニヤニヤとこちらを見てくる。
すると、まるでセレブのような格好をしたビッチ先生が現れた。
「ビッチ先生、なにその服？」
「ふふふっ、女を駆使する暗殺者としては当然の心得。いい女は旅ファッションにこそ気を使うのよ」
「どう考えても感覚ズレてるって」
ドヤ顔をしていたビッチ先生は、烏間先生の注意を受けて、部屋着に着替えてから新幹線に乗ることになった。
あんな場違いな服着てくるからだって……。
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「そういえば、先生は？」
「あ、殺せんせーなら……なんか、新幹線の外側の窓に張り付いてるよ」
「渚くん、人のことを指さすんじゃありません！」
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千々(プロフ) - 花游さん» ああ！ 同志が！ 同志がいる！(感涙) とても嬉しいです！ ありがとうございます！ 本当にこの物語は二代目のために書いているようなものなので……最後の最後までぜひぜひお読みいただければと思います！ 絶対に後悔させませんので！ (3月17日 16時) (
レス) id: 1d9d509371 (このIDを非表示/違反報告)
花游(プロフ) - 本当に、本当にありがとうございます……二代目さんの夢女なので命が助かります……！！（ ; ; ）応援しております！！ (3月17日 15時) (レス) @page22 id: 4e8b8c9da9 (このIDを非表示/違反報告)
千々(プロフ) - 棗さん» コメント、モチベになるので本当に嬉しいです！ ありがとうございます！ 続きもぜひぜひ楽しんでいただければと思います！ (3月12日 18時) (レス) id: 1d9d509371 (このIDを非表示/違反報告)
棗 - とっても面白かったです！続きを楽しみに待ってますっ((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ (3月12日 16時) (レス) @page8 id: d1397bd03f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千々 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tidierika2/
作成日時：2024年3月9日 17時
