5-1 テストの時間 ページ18
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「さてみなさん……始めましょうか！」
「「いや、なにを？」」
どうやら、もうすぐ中間テストというものがあるらしい。
テストのために先生はクラス全員分の分身を作り出し、個別に勉強を教え始めた。
それぞれの苦手科目を徹底して復習するのだとか。
「くだらね。ご丁寧に教科別にハチマキとか。……つーか！ なんで俺だけNARUTOなんだよ！？」
「え、うそ。寺坂もNARUTOなの？ うっわ最悪……寺坂とお揃いとか……」
「おいAテメー、今なんつった！？」
国語6人、数学8人、社会3人、理科4人、英語4人。そして、NARUTO2人。
私の目の前にいるのはNARUTOのハチマキをした先生だ。
…………私の名誉のために言っておくが、私は決して頭が悪いわけではない。
実用的な知識や技術なら昔から先生に教わってきた。ただ、実用的な知識とテストに必要な知識が別物というだけで。
例えば、理科。
「先生ここおかしくない？ 摩擦熱や空気抵抗考えずにこんな器具動かしても成功するはずないじゃん。それに全く器具の柔性を考慮してないし」
それに、数学。
「え、株価はリアルタイムで変わってるのにこんな計算するの？ 絶対プログラム組んでコンピュータで処理する方が正確だし速いよ。せめて予測計算をしてから計算するとかさぁ……」
さらに、英語。
「公的文書でもないのにこんな堅苦しい言い方するの？ それにこの話題はイギリスで取り上げられがちなのに、アメリカ英語で答えないといけない意味がわからないんだけど」
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「……なるほど、よくわかりました。確かに、Aさんの言っていることは少しも間違っていません」
「まぁそりゃ、昔先生に教わったことだからね」
「ですが！ テストの点数を取るための勉強というものを知る必要がありますね」
そう言うと先生は、過去の定期テストの採点基準を記したプリントを机に広げた。
「職員専用データから拝借してきました。Aさん、あなたならここから教師の意図を理解することができるはずです。テストで点数を取るためには、教師の意図を理解し、教師が欲しいと思っている答えを提示してあげるだけでいいのです」
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千々(プロフ) - 花游さん» ああ！ 同志が！ 同志がいる！(感涙) とても嬉しいです！ ありがとうございます！ 本当にこの物語は二代目のために書いているようなものなので……最後の最後までぜひぜひお読みいただければと思います！ 絶対に後悔させませんので！ (3月17日 16時) (
レス) id: 1d9d509371 (このIDを非表示/違反報告)
花游(プロフ) - 本当に、本当にありがとうございます……二代目さんの夢女なので命が助かります……！！（ ; ; ）応援しております！！ (3月17日 15時) (レス) @page22 id: 4e8b8c9da9 (このIDを非表示/違反報告)
千々(プロフ) - 棗さん» コメント、モチベになるので本当に嬉しいです！ ありがとうございます！ 続きもぜひぜひ楽しんでいただければと思います！ (3月12日 18時) (レス) id: 1d9d509371 (このIDを非表示/違反報告)
棗 - とっても面白かったです！続きを楽しみに待ってますっ((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ (3月12日 16時) (レス) @page8 id: d1397bd03f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千々 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tidierika2/
作成日時：2024年3月9日 17時
