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本校舎に着いてすぐに整列を始めると、嫌でも感じる侮蔑の視線。本校舎の生徒だけでなく、教師すらもE組生徒を見下していた。
《えー、要するに、君たちは全国から選りすぐられたエリートです。この校長が保証します。が、油断していると、どーしようもない誰かさんみたいになっちゃいますよ》
校長の言葉と共に浴びせられる嘲笑。
全員がE組を見て嘲っていた。
…………なんか、気分悪いな。
「……誰だ、あの先生？」
「シュッとしててカッコいい〜」
そこに現れたのは烏間先生だった。
表向きE組の担任をしているため、集会のときにはここへ来なければいけない。
「烏間先生〜、ナイフケースデコったんだ」
「かわいーっしょ」
女子の前の方の列で、倉橋ちゃんと莉桜の声が聞こえる。それを慌てて烏間先生が注意しているのが見えた。
すると、ビッチ先生まで体育館にやってくる。
さっきまでへばっていたのに別人かのように颯爽と歩いている。
烏間先生とビッチ先生の美男美女ぶりに本校舎の生徒が驚き、どよめきの声をあげた。
(少し、溜飲下がったかも)
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メガネの生徒がステージ上に立つと、生徒たちにプリントが配られ始めた。
けれど、E組にプリントは配られない。
「すみません！ E組の分、まだなんですが」
磯貝が手を挙げるが、メガネの生徒は悪びれもせずに話を続ける。
《え、ない？ おっかしいなぁ。ごめんなさ〜い。3-Eの分忘れたみたい。すみませんけど、全部記憶して帰ってくださ〜い。ほら、E組の人は記憶力も鍛えた方がいいと思うし》
その言葉に本校舎の生徒が大爆笑する。
(……なに、この陰湿な嫌がらせは)
全員でグルになって弱者を嘲る本校舎の教師。
正当化される嫌がらせに乗っかっている本校舎の生徒。
＿＿＿こいつらみんな、死んじゃえばいいのに。
すると、突風が吹いた。
一瞬で私たちの手元に、手書きの生徒会だよりが配られる。
……こんなことができるのは、先生しかいない。
烏間先生のいる方向を見ると、そこにはさっきまでいなかった巨大な一人の教師。
それを見て、思わず笑みが溢れ出た。
やっぱり先生は、最高の先生だ。
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千々(プロフ) - 花游さん» ああ！ 同志が！ 同志がいる！(感涙) とても嬉しいです！ ありがとうございます！ 本当にこの物語は二代目のために書いているようなものなので……最後の最後までぜひぜひお読みいただければと思います！ 絶対に後悔させませんので！ (3月17日 16時) (
レス) id: 1d9d509371 (このIDを非表示/違反報告)
花游(プロフ) - 本当に、本当にありがとうございます……二代目さんの夢女なので命が助かります……！！（ ; ; ）応援しております！！ (3月17日 15時) (レス) @page22 id: 4e8b8c9da9 (このIDを非表示/違反報告)
千々(プロフ) - 棗さん» コメント、モチベになるので本当に嬉しいです！ ありがとうございます！ 続きもぜひぜひ楽しんでいただければと思います！ (3月12日 18時) (レス) id: 1d9d509371 (このIDを非表示/違反報告)
棗 - とっても面白かったです！続きを楽しみに待ってますっ((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ (3月12日 16時) (レス) @page8 id: d1397bd03f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千々 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tidierika2/
作成日時：2024年3月9日 17時
