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午後になり、英語の時間。
また自習が始まるのかと思ったが、ビッチねえさんは烏間先生に諭されたのか、教壇に立つようになった。
「You are incredible in bed, repeat !」
「「ユ、ユーアーインクレディブル、インベッド」」
中学生になんて文章を教えているんだこの人は。
文章の意味がわかってしまい、机の上で頭を抱える。
隣のカルマも意味がわかっているのか、ニヤつきながら復唱はしていない。
「アメリカでとあるVIPを暗殺しようとしたとき、まずそいつボディーガードに色仕掛けで接近したわ。そのときに彼が私に言った言葉よ。意味は……“ベッドでの君は、スゴいよ……♡”」
やっぱり
顔を赤らめている人も何人かいる。
ビッチ姉さんはバツが悪そうに言葉を続けた。
「私が教えてあげられるのは、あくまで実践的な会話術だけ。もし……それでもあんたたちが私のことを先生と思えなかったら、そのときは暗殺を諦めて出ていくわ。そ、それなら文句ないでしょ？ ……あと、悪かったわよ。いろいろ」
どんどんと語気が弱まっていくビッチねえさんに、思わず笑いが漏れる。
その笑いは教室全体に伝染していく。
「何ビクビクしてんのさ、さっきまで殺すとか言ってたくせに」
「ねー。急にしおらしくなっちゃって」
ビッチねえさんの顔は、既に教師の顔になっている。
なにを見てそんなに変わったのかはわからないが、私たちにとって良い変化であることは確かだ。
「もうビッチねえさんなんて呼べないね」
「あんたたち……わかってくれたのね……」
「考えてみれば、先生に対して失礼な呼び名だったよね」
「うん、呼び方変えないとね」
和やかな雰囲気に教室が包まれる。
「じゃあ、ビッチ先生で」
「えっ……と。ねぇキミ達、せっかくだからビッチから離れてみない？ ホラ、気安くファーストネームで呼んでくれて構わないのよ」
「でもなぁ、もうすっかりビッチで固定されちゃったし」
「うん、イリーナ先生よりビッチ先生の方がしっくりくるよ」
「なんか呼びやすいしね、ビッチ先生って」
「そんなわけでよろしくビッチ先生！」
「授業始めようぜビッチ先生！」
「キーーッ！ やっぱりキライよあんた達！」
こうして、私たちのクラスにビッチ先生が加わった。
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千々(プロフ) - 花游さん» ああ！ 同志が！ 同志がいる！(感涙) とても嬉しいです！ ありがとうございます！ 本当にこの物語は二代目のために書いているようなものなので……最後の最後までぜひぜひお読みいただければと思います！ 絶対に後悔させませんので！ (3月17日 16時) (
レス) id: 1d9d509371 (このIDを非表示/違反報告)
花游(プロフ) - 本当に、本当にありがとうございます……二代目さんの夢女なので命が助かります……！！（ ; ; ）応援しております！！ (3月17日 15時) (レス) @page22 id: 4e8b8c9da9 (このIDを非表示/違反報告)
千々(プロフ) - 棗さん» コメント、モチベになるので本当に嬉しいです！ ありがとうございます！ 続きもぜひぜひ楽しんでいただければと思います！ (3月12日 18時) (レス) id: 1d9d509371 (このIDを非表示/違反報告)
棗 - とっても面白かったです！続きを楽しみに待ってますっ((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ (3月12日 16時) (レス) @page8 id: d1397bd03f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千々 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tidierika2/
作成日時：2024年3月9日 17時
