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「悪の貴族ファントムハイヴ家を使い…未だ実態が分からないA家を狙う秘密結社をあぶり出し、潰す…それが、裏の…ファントムハイヴとA家の代々からの繋がり。お父様が…ファントムハイヴ家に守護役として仕えていた頃…自分の能力を安易に使用してしまった…その数日後にファントムハイヴ家は襲われた。お父様は偶然にも医学会に行っていたから難を逃れたけど…場所を的確に特定して襲ってきたタイミングからしてきっかけはお父様が能力を発動した時。つまり…能力を察知する何らかの方法を持っている。…だからこそ…お父様は私に能力は絶対に隠し、何があっても使うなと命じられた。使えば、ファントムハイヴ家に危険が及ぶ事になるから…と。だけど私は……その約束を破ってしまった」
「おい…A。どこに行く」
会話の途中で姿を消そうとするAに、シエルは声で引き留める。
「秘密結社の抹殺目的は元々、A家のみ。なのに、シエルのお父様とお母様が○されたのか分かる？」
「誘き出し…つまり、陽道ですね」
「…そうよ。秘密結社は、能力が感知出来たファントムハイヴ家に押し入り、まずシエルのお父様とお母様に尋問をかけた。それでも、お父様の事について口を割らなかったシエルのお父様とお母様は○されてしまったのよ。…お父様を誘き出す囮として。…奴らは、A家を消す為なら何だってする。…シエルを危険な目に合わせる訳にはいかない…幸い、ここはファントムハイヴ邸じゃないし、痕跡を消して私が消えればまだ間に合うはず。…だから……シエル？」
背を向けるAの手を、シエルは強く握る。
「…話は分かった。だが、お前が僕の屋敷から姿を消す必要はない。今まで通り、僕の傍にいろ」
「…！？駄目だよ！私を傍に置くという事は…シエルが狙われる対象になるって事…分かってるでしょ！」
Aは、悲痛な面持ちを浮かべながら感情的に言葉をぶつける。シエルは、鼻で笑いながら言葉を返す。
「…フッ。分かってるさ。僕の目的は、先代達を殺した連中に復讐を遂げる事。相手が先代達にした仕打ちを聞いたからといって僕は、怖気づかないし…逃げもしない。相手がゲームを仕掛けるなら、真正面から受けて立つ。だが…僕の勝利の為に、セバスチャンだけでなくAの力も必要だと思う。だから…これからも僕の傍にいてくれないか？」
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理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！応援してます！！ (2023年2月9日 13時) (
レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
アステル(プロフ) - Pirateさん» ご指摘ありがとうございます。すみません…今の見ると夢主ちゃんがどこぞの別次元から来たキャラみたいになっていますね。後々から黒執事の世界観に繋がるようになる予定なので、暖かく見守ってくれると嬉しいですm(__)m (2018年9月21日 21時) (レス) id: 157362e7ce (このIDを非表示/違反報告)
Pirate - 想像…いや妄想か。発想力は素晴らしいと思う…けど、原作の雰囲気をちょーっと壊しかけてるね。頑張れ (2018年9月21日 21時) (レス) id: be72be37f0 (このIDを非表示/違反報告)
アステル(プロフ) - 白桜姫さん» コメントありがとうございます！そう言って貰えると、とても嬉しいです(´∇｀) (2018年9月1日 0時) (レス) id: 157362e7ce (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 続き楽しみにしてます。（＾ω＾） (2018年9月1日 0時) (レス) id: feb278e6cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アステル | 作成日時：2018年8月29日 14時
