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ープルルルルッ…！
陰気な雰囲気を醸し出す屋敷内に、突如電話音が鳴り響く。アズーロ・ヴェネルは、仲間からの襲撃成功の報告だろうと思い、電話を取ったがそれとは正反対の失敗の報告だった。しばらく、仲間の失態ぶりに悪態をついていたアズーロ・ヴェネルだったのだが、仲間は尋常でない様子へと一変したのだった。
『まっ…待ってくれ。妙なものが…なっ…何だありゃ…！！』
「どうしたぁ？森の中で、熊さんにでも出……」
アズーロ・ヴェネルは、至ってバカにしている様子だが、仲間から返ってきたのは、恐怖が凄まじく伝わる悲鳴だった。
『うぁぁぁぁぁっ…』
「何だ？お前ら…決まりすぎか？」
アズーロ・ヴェネルも仲間の只ならぬ様子を感じ取り、先程までのヘラヘラした表情が消え、真剣な表情へと変わる。
『もっとスピード出せ！！……ダメだっ…来るっ……』
「いい加減にしろよお前ら！！」
『ダメだ…来たぁっ…！……うぁぁぁぁぁぁぁぁっ……(ドゴーン！！)』
目を見開きながら、仲間にキレるアズーロ・ヴェネル。しかし、最後に聞こえたのは耳を
「おっ…おい…どうした…？」
冷や汗を浮かべた表情で仲間に問いかけるが、一向に返答がない。その様子を見ていたAは、薄ら笑いを浮かべ、言葉を発した。
「…フフッ。どうやら、襲撃は失敗したようね」
「黙れっ！！クソガキがっ！！」
アズーロ・ヴェネルは、縛られたAに形振り構わず腹部や顔に蹴りを何発も食らわせる。そして、電話を再び取り怒鳴りつけた。
「…おいっ！テメェ、返事しねぇとブッ○すぞ、駄犬共が！！」
数秒で、その言葉に対し返答があった。しかし、その仲間のモノではない声にアズーロ・ヴェネルは青ざめていく。
『…もしもし？…私、ファントムハイヴ家の者ですが…そちらに、当家の医師…A様がお邪魔しておりませんか？…もしもし？…どうなさいました？…もしもし？』
「うっ……あっ……」
「……貴様は来るな。汚らわしい」
電話の主が今までの電話のやり取りで分かっていたAは、ボロボロになっている事など問題ではなく否定的な言葉を返した。
「(フッ)…承知いたしました。すぐお迎えに上がります…(ブツッ)」
Aの答えなど、お構いなしに電話の主は堂々と宣言し、電話を切った。
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理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！応援してます！！ (2023年2月9日 13時) (
レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
アステル(プロフ) - Pirateさん» ご指摘ありがとうございます。すみません…今の見ると夢主ちゃんがどこぞの別次元から来たキャラみたいになっていますね。後々から黒執事の世界観に繋がるようになる予定なので、暖かく見守ってくれると嬉しいですm(__)m (2018年9月21日 21時) (レス) id: 157362e7ce (このIDを非表示/違反報告)
Pirate - 想像…いや妄想か。発想力は素晴らしいと思う…けど、原作の雰囲気をちょーっと壊しかけてるね。頑張れ (2018年9月21日 21時) (レス) id: be72be37f0 (このIDを非表示/違反報告)
アステル(プロフ) - 白桜姫さん» コメントありがとうございます！そう言って貰えると、とても嬉しいです(´∇｀) (2018年9月1日 0時) (レス) id: 157362e7ce (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 続き楽しみにしてます。（＾ω＾） (2018年9月1日 0時) (レス) id: feb278e6cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アステル | 作成日時：2018年8月29日 14時
