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緑side
何か、最近ヤスが冷たい気がする。冷たいっていうか、なんか、素っ気ない感じ。俺に興味がなさそうな、そんな感じ。
俺と一緒におらんくなった反面、ヤスは亮ちゃんと一緒におるようになった。前から一緒におったけど、もっとくっついてる気がする。
まるで、恋人みたいに。
そこまで考えて、なんか気分が悪くなって、ぐっしゃぐしゃに頭を掻き回した。
無性にイライラする。
原因も分からへん、やり場もない。
気付いたらヤスの腕をぐいって引っ張っていた。
｢えっ、大倉？｣
｢あっ…」
何を話したいんか分からへん、早く、はやく離してあげな、ヤスがかわいそうやのに。
俺の手は力を緩めることをせぇへんかった。
いや、できんかった。
｢大倉、どうしたん。何か今日変やで？｣
変なのはヤスやん、何で俺と一緒におってくれへんの。何で亮ちゃんとばっかりおんの。頭のなかで思っていても、中々口に出すことはできなくて、どうしようもなかった。
………あれ、何で俺、こんなこと思ってんねやろ。
知らんうちに、力が入りすぎちゃって、ヤスの服がずり落ちる。ちょうど緩めの服を着ていたから、鎖骨の所まで見えてしまった。
見て、しまった。
頭に、ガツンと強い衝撃。形容するなら、鈍器でどつかれたような、鈍くて重い痛み。
綺麗なヤスの鎖骨には、赤い痕がついてて、それが何なのかはすぐに理解できた。世の中でいう、キスマーク、や。恋人達が付け合う、アホらしいそれ。本来ならそんなに痕は残らんはずやのに、ヤスのそこにはくっきり赤が残っていた。
ヤスは、しまった、というような顔をして、すぐに服を戻した。心の奥がズキズキと痛む、どっか柔らかいところを抉られたみたいや。
｢ヤス、彼女おったんや。全然知らんかったわー。何で教えてくれへんかったん？｣
できるだけへらへらして笑う、何でこんなにショックうけてるんやろ、俺。
俺の言葉を聞いたヤスは、酷く傷付いたような顔をして、黙りこんでしまった。沈黙が続く、空気が苦しい。油断すると、涙が溢れ落ちてしまいそうやった。
目の前のヤスは、俯いてしまっていて、表情は読み取れない。どうすればええんやろ、かける言葉が見つからへん。
｢章ちゃん、帰ろー……大倉、何してんねん｣
｢亮、｣
重い空気を破ったのは、亮ちゃんやった。
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ぽっぷん(プロフ) - みいこさん» 倉安でしたら大丈夫です！ノロノロ更新なんですが、楽しみに待って頂けると幸いです。リクエストありがとうございます！ (2016年6月22日 23時) (
レス) id: e50920231f (このIDを非表示/違反報告)
みいこ(プロフ) - 間違えました>_<倉安と打ったつもりが…。すみません。倉安の絆系でお願いできますでしょうか？よろしくお願いいたします！ (2016年6月22日 23時) (レス) id: 20152d3f2f (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぷん(プロフ) - みいこさん» コメントありがとうございます。リクエストのことなのですが、倉安短編集なので倉丸のリクエストをお受けすることができません。本当に申し訳ないです(´；ω；｀) (2016年6月22日 23時) (レス) id: e50920231f (このIDを非表示/違反報告)
みいこ(プロフ) - 更新楽しみにしていました^ ^倉丸の絆系のお話を読んでみたいです。これからも応援しています！更新楽しみにしていますので頑張ってください！ (2016年6月22日 23時) (レス) id: 20152d3f2f (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぷん(プロフ) - みぃさん» ありがとうございます！リクエストのお話もう少しお待ちください(；´Д｀) (2016年5月7日 21時) (レス) id: e50920231f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽっぷん | 作成日時：2015年2月16日 20時
