episode46 ページ10
『んっ………………ここは………。』
ユー「起きたかよ。」
『っ‼︎ユーマさん………。うぅ………。』
体に上手く力が入らない。流石に吸われすぎた。
ユー「ったくよ〜〜仕方ねぇな。」
ｷﾞｼｯ_______
何だろう。視界が暗いような………
『んっ………ん！？』
ユー「んっ………………ﾁｭ。」
ユーマさんは、何かを口にして私の顔に近づく。
もうすぐ唇がぶつかるという所でユーマさんが噛んでいた
それが私の口へと運ばれる。所謂、口渡し、というやつだろう。
『んっ………！？』
ユー「やるよ。それ。俺の大切なシュガーちゃんだ。
味わって食えよ？」
ｺﾛ………
『んっ………甘い………。』
ユー「ﾌｯ、当たり前だ。砂糖だからな。
それでも食って早く血でも蓄えとけよ？次はこれだけじゃ済まさねぇから。」
そう伝えるユーマさんは私の横たわるソファーから離れていった。貰ったシュガーの味はとても甘く、同時に切ない味もした気がした。ユーマさん。貴方は私の何なんですか………？
いつの間にか暮れていく夕日が屋敷の中を照らす。
その夕日は憎たらしいほど綺麗で、燃え盛る炎のごとく明るく私の肌を照らす。胸騒ぎがしてならないのはきっと何かの間違いだろう。
そう願って再び目を閉じる_____。
『ねっ………寝過ぎた！！！起きたら学校の支度するつもりだったのに！！』
今何時だろうか。あれから大分経った気がする。
私が通う嶺帝学校は夜間学校だ。19時頃には必ず着席してなければならい。早く準備しなければと思い制服を着ようとするが、大事なことに気づく。
『あっあれ？そもそも拉致られてるから、制服も何もなくないか？ってか私って学校行ってもいいのかな………？』
⁇「A………さん………。おはよう………起きたんだ………ね………。」
『！？あっ！アズサさん！』
アズ「今日………は、オレ………が君の見張りって………ルキに頼まれた………から………。」
『へ？？ってことは、学校は………。』
アズ「学校………は、いっちゃだめだ………よ………。
学校………には、逆巻………の人がいる………から。
だから………今日は………オレと………お留守番………だね………ﾌﾌ。」
『えっ………あ、分かり、ました。』
(まぁ今学校行くとなると逆巻の人たちが目血走らせながら襲ってきそうだしな。ユイには申し訳ないけど。
ユイ………大丈夫かな。
待っててね。こんな屋敷、とっとと抜け出してみせるから。)
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とっしー。(プロフ) - サヤさん» 大変遅くなり、すみません…。ありがとうございます！更新頑張りますね！ (2021年9月5日 17時) (
レス) id: b3aa20aadc (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2021年7月30日 1時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とっしー。 | 作成日時：2021年1月31日 1時
