危機感:まふまふ 2 ページ31
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「あー楽しかった。お世話してくれてありがとうね。」
「ううん、私も楽しかったから。」
「何か変わったこととかなかった？」
荷物を置いて、上着を脱ぎながら聞いてくるまふに思わず返事する声が上擦った。やばい、上擦ってしまった。
「…何か、あった？」
どう言えばいいのか分からなくて、目を逸らしてしまう。逸らしてしまった。あか、もうだめだ。
「A。」
「その、そらるさんが１回来てね、その色々あって、ちょっと押し倒してしまって…。」
「…Aが？」
少し驚いたように目を開いたまふ。いや、そうだよねだいぶ意味わからないよね。
「ごめんね、大事な相方さんに…。」
「いや、まあ、そらるさんも男だし大丈夫だと思うけど。…ていうか、それ、こういう距離だったってこと？」
ぐいっとまふに引き寄せられ、体が密着した。
「ねえ、このくらいの距離だったの？」
「う、うん…。」
「ふぅん。」
またもや、目を逸らした私の顎が細長い指で掴まれ上を向かされた。
「…ごめん。」
「近すぎ。警戒して？こういうこと、なることだってあるんだから。」
「んっ、」
そのまま、唇を奪われた。まふの片手は私の顎をつかんだまま。もう片方は背中に回されていて逃げることは無理。両手は空いているとはいえ、力じゃ適わない。息が出来なくて、口を開ければ隙間からまふの舌が入り込む。
歯列をなぞられ、舌を絡め取られ、口内を嬲られる。耳にまで、生々しい水音が届いて酷く恥ずかしい。
「っは、」
まふが、唇を離してくれた時には既にふらふらでまふの手がなければ多分床に座り込んでた。
「俺さ、」
「ん、？」
「ツアーだったし、A不足なんだよね。しかも、今気に入らないこと聞いたし。覚悟、してね？」
「…ひっ、」
まふの目がぎらりと光った気がした。逃げようにも未だまふの手は私の背中に添えられている。
「優しく、してね…？」
「…どーだろね。まあ、何かあってもちゃんと僕がお世話してあげるよ。」
明日の予定、空いててよかった…。
***
Twitterでいただいたリクエストでした！
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蒼(プロフ) - 白雨さん» リクエストありがとう◎もう一方もまた更新します！ありがとう◎ (2020年4月28日 12時) (
レス) id: 6df3fa1c54 (このIDを非表示/違反報告)
白雨(プロフ) - 読むのが遅れてしまった……！リクエストしたやつ書いてくれてありがとう！着せ替え人形っていうタイトルが個人的にめっちゃ好きでした(笑) 甘々な雰囲気に癒されながらこの後2人がどうなったのか想像してると楽しくなってきたー！いつも更新お疲れ様です◎ (2020年4月28日 9時) (レス) id: 7f0c200b78 (このIDを非表示/違反報告)
shiori(プロフ) - 書いて下さりありがとうございました！言葉選びとかまじで好きです！めちゃくちゃ良かったです！これからも更新等頑張ってください！応援してます！ (2020年3月21日 0時) (レス) id: f06d85eb8e (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - shioriさん» リクエストありがとうございます◎添い寝了解しました！ありがとうございます頑張ります (2020年3月11日 1時) (レス) id: 6df3fa1c54 (このIDを非表示/違反報告)
shiori(プロフ) - いつもワクワク？しながら作品読んでます！もし良ければ、添い寝をしてくれるurtさんのお話をリクエストしたいです！これからも更新等頑張ってください！応援してます！ (2020年3月10日 20時) (レス) id: f06d85eb8e (このIDを非表示/違反報告)
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