捻くれちゃった【その５】 ページ7
輪廻side
『ふぅー。カルマがやっと学校行ったわ。』
カルマが家を出て３０分後に家へと入った。
学校なんて行きたくない。
てか、勉強なんて教科書丸暗記でどうにかなるし。
勉強の為に時間を費やするなんていやだ。
そんなのするより遊んでるほうが楽しいし。
ガチャリとドアを開け家へと入る。
カルマがノックした時、窓から飛び降りたから危なかった。
朝は弱くて起きれない。というか、日光を浴びるのが好きじゃないし。
リビングに向かう。ハイキューの録画したやつ見なきゃ。
『え………？』
リビングのテーブルにぽつんと置かれたご飯があった。
それにはラップがかけられていて、【馬鹿の分】と書いてある。
カルマはいつもそうだ。俺のことなんてどうでもいいクセにいつも晩御飯を作ってくれている。
どうして、なんて聞く勇気はない。
俺のことなんて嫌いなのにどうして晩御飯なんて作ってくれるんだろう。
俺はそれをレンジに入れた。
『今日は久々にゲーセンにでも行こっかな……。駅前のゲーセンは今の時間でもあいてる不良のたまり場だし。』
テレビをつけてそう呟く。
すると、丁度よくチンッと音が鳴った。
レンジから取り出してかけられたラップを外す。
『あっ………味噌汁の豆腐が木綿だ。』
俺は味噌汁では木綿が好き。
でも、カルマは絹のほうが好き。
カルマは俺が嫌いなのにどうしてこんなことするのだろうか。
いつものように考えても答えはでない。
俺は朝食を食べながらアニメを見た。
うん、研磨のプリンヘッド可愛い。
食べ終えた食器を洗った。皿を割らないように注意したよ(不器用なのでいつも割る)。
ゴミ箱を見たらご飯が捨ててあった。
多分、カルマが自分の分は捨てたんだろう。なんでかは知らないけど。
『よーし、ゲーセン行こうっと。』
研磨のカバーがついたスマホをポケットに突っ込む。
そういえば、ＵＦＯキャッチャー限定の研磨フィギュアが出たんだった！！
『急がなきゃ！！』
いつも通りスニーカーを踵に引っ掛けると、ドアに鍵をかけてゲーセンに走った。
月島さんと山口も取らなきゃ！
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿___
私が研磨大好きなんですー。
山口と月島の絡みがほっこりするので好きです。
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作者名：Natural（自然の恵み） | 作成日時：2016年11月2日 21時
