LEON ページ25
そこは名前聞くだろ普通！と頭を抱える森本さんとは正反対で私は頭を傾げる。
『ど、、どうやって聞いたらいいですかね』
「急に小学生女子みたいな顔すんなよ。おい、下を向いてモジモジするな。」
『だって！！恋するのとか、学生以来ですもん』
「そんなん普通に聞いたらええやん」
『そんな冷たいこと言わないでくださいよ！ほら！森本さんは私にとって恋愛マスターですから！』
「だからそれマジでやめろ」
なんで！？
「ホントに大丈夫なの？その男は」
『やっぱり、ちょっとキケンな香りがする所に女の子って惹かれちゃうんですかね』
「え？Aちゃんキケンな恋愛しようとしてんの？」
『私が欲しいのは愛かﾀﾋです』
「レオンのマチルダかよ」
え？Aちゃんが好きになった人マフィアかなんかなの？？と心配してる森本さんに冗談ですよと言うと「どうせならマフィアにしとけよ」と返してきた。あれ？さっきまで大切な後輩とか言ってなかった？？
「とにかく、名前聞かなきゃ何も始まんないよ。まぁAちゃんがそのまま変なコードネームみたいなので呼び合いたいなら別だけど」
『そ、それは、、嫌です』
はい！私も名前呼ばれてキュンキュンしたいです！と手を挙げると森本さんがなにか思いついたように手をポンと鳴らした。
「よし、それとセットで連絡先も交換だな」
『うわ、なんかドキドキしますね。』
こうして、«ドキドキ！柏くんの名前を聞こう計画！»が2人で始まったのである。
「ネーミングセンス無さすぎない？？」
『この際計画の名前とか別にどうでもいいですから』
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作者名：Momo | 作成日時：2022年1月14日 1時
