2時間だけのバカンス #2 (ページ48)

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あとがきページ48

ご無沙汰しておりました。momoです。

かれこれ半年放置していましたこの作品も、ようやく完結することができました。
私は「友情・努力・勝利」の少年漫画一筋で育ってきて少女漫画とか読んだことなかったのでこの作品を書くのはかなり苦労しました。

この物語の主人公Aは、自分の中の芯を持っていて自立した強い女性像です。はじめはナンパを断れなかったりくよくよしちゃって慎太郎に頼っちゃったり少し他力本願な部分もありましたが、仕事や大我さんとの出会いから、少しずつ強くなっていきます。

だから元カレに襲われた時も、ほぼ自分で退治しちゃいます。だけど強くはなり切れない部分もあって、そうでありたい自分とそうなれない自分のギャップにイライラしてふて寝しちゃったり、悔しくなっちゃったり、実に人間らしいかなと思います。

なかなか相手に自分の疑問をぶつけられなくて、最後は大我さんから言ってくれる、という展開を乱用しましたが、現実は自分で言いださないと伝わらないことがほとんどです。この物語を書いていて私も大我さんみたいな人と巡り合いたいと何度思ったことか。

多分書いていく中で私が主人公に抱く印象も、時間が経っていたので変わっていた部分もあると思います。そしてまだまだ書きたいエピソードもあったのですが(2度目の同期会や両親への挨拶とか)話数の問題でこれくらいがキリが良いかなと思ったのでここでひとまず完結です。

そして、たくさんの方にお気に入り登録、高評価してもらい、本当に嬉しいです。

「2時間だけのバカンス」をありがとうございました。

P.S.現在細かな言い回しなどを修正しています。また、続編(or番外編)を作ろうかなと思っています。そのうちぬるっと更新されているかもしれません。その時は温かくお付き合い下されば幸いです。 2021.1.15追記