2時間だけのバカンス #2 (ページ18)

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道路の向こう側ページ18

会社からの帰り道、駅まで歩きながら考える。

大我さんに会いたい。

でも会ったとして、ちゃんと仲直りできるかな。

今日は優しくしてね

頭の中で何度も反復する。

あれ？大我さんから連絡が来た。

会いたい

大我さんらしいような、らしくないような。

いつも連絡するみたいに、刹那的に綴られたその言葉は、私の胸をふるわせる。

私も会いたいです

そう返すと、すぐに既読になる。

信号が赤になって、横断歩道の手前で立つ。

ふと前を見ると、向こう側の歩道に見慣れた金色がチラついた気がした。

ん？？

あれ、、、大我さん！？