13人のオッパと住んでます。

ダンス部なんです。 ページ19

･





「わぁぁぁ、先輩早く！！」


JYH「すごい雨だな。」




ダンス場から自転車置き場まで走っただけで
びしょびしょ。




JYH「Aカッパ持ってんの？」


「あ....」


JYH「まじかよ笑 まあ俺も持ってないけど。」


「じゃあこの雨の中びしょびしょになりながら帰るんですか！！」


JYH「何嬉しそうにしてんの笑笑」


「こんなはっちゃけた行動小学生ぶりですよ！」





〜♪〜♪♪




携帯の画面にはジスオッパの文字。




JYH「あれー俺じゃないぞ。A？」


「あ、私です。」


JYH「出ないの？」





だって出たら迎行くって言うに決まってるもん


こんな雨の中何も着ずに帰ったらオッパ怒るかな。





でも帰りたいな笑







うん、よし。帰ろう。








「では、先輩さよーならー！」







JYH「はーなんで。家まで送るし。」








･








ザァーーーーーーーー




「先輩、ほんとにありがとうございます！」


JYH「いえいえだよ。」






何を言い出すかと思ったら雨の中私を送るって。


いいですって何度も止めたのに私がこけたら危ないとか溺れるとかどんだけドジ認定されてんだか笑






JYH「ねー、A。凄い視線を感じるのは俺だけかな。」


「え？」






シャッ！！






勢いよく閉まったカーテン。






見てたよね。絶対オッパ達見てたよね。




「先輩玄関入ってください。タオルとカッパ貸しますから。」


JYH「おーありがと。」




ガチャ






「ねー！オッパ達見てたでしょ！！」






･

ダンス部なんです。→←ダンス部なんです。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す