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｢俺もやっていいんですか？｣
｢もちろん！みんなで共有するからね！｣
｢私も表垢と動画用の垢でフォローして宣伝しときますね！｣
｢ありがとう！｣
｢A､ショップ寄ってもいい？｣
｢いいよ！行こ行こ！｣
練習後､A達は楽器屋に立ち寄った｡
改めて棚に並べられた弦を見て､Aはふぉー……と声を漏らす｡
｢前にりっちゃん達と来た時も思ったけど､弦だけで色々種類あるんだね｣
｢うん｡……った！｣
突然後ろからチョップされ､反射的に頭を抑えつつ振り返ると､そこには柊と玄純がいた｡
｢よう｣
｢……なに？｣
｢シズちゃん！｣
久しぶりの再会にAが笑顔で名前を呼ぶと､玄純も表情を緩めて笑う｡
｢A､久しぶりだな｡真冬は練習帰りか？｣
｢うん｡切れない弦ってどれ？｣
｢はぁ？んなもんねぇよ｣
｢そっか｣
｢……え？なに､なんで？｣
｢この前張り替えたばっかりなのに､切れたから｣
｢はぁ？指にやすりでも仕込んでんの？｣
｢してないし｣
弦を見る真冬をちらりと見ながら､柊はふと聞いてみる｡
｢バンド､続けんだな｣
｢うん｡ライブもまた出るよ｣
｢まっ､暇だったら行ってやってもいいけど｣
｢別にいい｣
｢あ？｣
｢無理に来なくてもいいよ｣
｢なっ！｣
｢だって､今忙しいって｣
｢暇だったら行ってやるっつってんだろ！｣
｢行きたいなら行きたいって言えばいいのに｡柊めんどくさい！友達増えないよ？｣
｢やかましいわ！！｣
やいのやいの騒ぐ柊達を見て､玄純はこの間のライブを思い出す｡
真冬と話した後､戻ってきた柊はスイッチが入ったかのように号泣したのだ｡
｢真冬が歌えてよかったぁ……！｣と玄純に抱きついて｡
真冬と由紀とAがつるんでいたので､柊は当然のように玄純と一緒にいることが多かった｡
その上柊は少しひねくれていたので(特に真冬に対して)意地を張ったあとに玄純の前でだけ突然決壊したりする｡
玄純が部活を辞めてまでバンドを始めたのは､それが理由だったりするのだが……｡
当然､2人と別れた後も柊は不機嫌そうに玄純の前を歩く｡
｢ったく､あいつらほんと可愛くねぇ！｣
グチグチと文句を言いつつも､少しずつ元の距離感に戻ってきている事が､きっと嬉しいのだろう｡
｢……普通に話せるようになって良かったな｣
｢は！？何言って……！｣
足を止めて玄純の言葉に反論するも､結局言葉をつまされて俯く｡その頭を､玄純は優しく撫でた｡
｢……るせぇよ｣
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に - 最近ギヴンにハマった20代ですが、こちらの小説ほんっっっとうに最高です！！！！夢主の行動・気持ち・考えなど文からとても伝わってきて読みやすいです。お忙しいと思いますが、完結に向けて頑張ってください。楽しみにしております！！ (2020年4月30日 13時) (
レス) id: e8737ae1a9 (このIDを非表示/違反報告)
美咲 - アニメ終わって落ち込んでたら、映画っ！嬉しすぎて……2020年まで頑張っていけそうです！言ノ葉さん最終話までお疲れ様でした！番外？リクエストも更新、楽しみにしてます！に (2019年9月20日 15時) (レス) id: 7ef2d991dc (このIDを非表示/違反報告)
蓮華 - はじめまして！梶さんと春樹とのお話を書いてほしいです！ (2019年9月20日 10時) (レス) id: eb587ffa62 (このIDを非表示/違反報告)
神夜(プロフ) - マシュマロが通信制限で使用出来ないのでボードの方に感想、リクエスト書かせて頂きました。御手数ですが見て頂けると嬉しいですよろしくお願いします。 (2019年9月18日 5時) (レス) id: 1c640baa7c (このIDを非表示/違反報告)
言ノ葉(プロフ) - 美咲さん» コメントありがとうございます！雨月さんめっちゃ美人ですよね……｡10話の耳かけスタイルがとても色気爆誕でやばかったです…… (2019年9月16日 21時) (レス) id: 50b948882d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：言ノ葉 | 作成日時：2019年8月30日 15時
