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｢じゃ､明日は１０時から試合やから､７時にこっち出発するカンジでええねんな？｣
｢そうです｣
｢よっしゃ！了解ー｡マネージャーも沢山寝とき？｣
じゃ！と帰ろうとする先輩に､これが最後になるかもしれないと思ったら､声をかけずにはいられなくて｡
｢あの……っ｡先輩､明日……頑張って……｣
｢�霤弔�ーん！お疲れ様！｣
｢うおっ｡なんや待っとったん？｣
｢………………｣
私のなけなしの勇気は､見事に幸せオーラに打ち返された｡
……うん｡まぁ分かってたけどね｡
｢見すぎやろ｣
｢っ！！｣
いつの間に背後にいたのか､重岡は私の肩に顎を乗っけそうな距離感で現れた｡
｢私の後ろに立たないで｣
｢何殺し屋みたいなこと言っとんねん｡あとここ俺の下駄箱な｡
……つーかAさんてさ､いつ笑うん？｣
｢…………は？｣
｢泣いてんのと怒ってんのは見たけど､笑ってんの見たことないから｣
｢……そんなの｡嬉しいことがあればフツーに笑うわよ｣
｢腹減ったー｣
なんだあのガキ｡
自分から話しかけといてスルーすんな｡
“他にどんな顔すんのか気になっただけ”
｢………………｣
完全に遊ぼうとしてる｡
(……笑わない｡たとえ明日勝っても､あいつの前では絶対笑わな…………)
……………………振り回されるな｡
＊＊＊＊＊＊＊＊
そして｡いよいよ試合当日｡
｢えーそれではこれより｡
盟成対西隆の試合を開始します｣
｢しゃっす！！｣
｢いやー始まったねー｡ケガがないといいけどねーAさん｣
｢そうですね｣
いつもと変わらないのほほん加減でコーチは言うけれど､内心私はものすごく緊張していた｡当然顔には出していないけれど｡
｢�霤弔�ーん！頑張ってー｣
そして私の真後ろの二階応援席には､�霤沈菁擇糧狃�の声が聞こえてきていた｡その事が余計に鼓動を速くする｡
いや……今は試合に集中しないと
試合は､始まってしまえば本当にあっという間で｡
４６−２６の２０点差がついた所で前半が終わった｡
｢ぐへー！２０点差！しんど……！｣
｢いやいや､よく喰らいついてるよ｣
｢
｢あと２０分かー！きっつ！｣
｢ていうか！重岡本気出しとる！？｣
｢ちょびっと｣
｢ちょびっとじゃあかんやろ！！いっぱい出してや！｣
(……２０点差)
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ぽや - ふぁぁぁぁ続きがキニナルすぎるし、主様小説の作り方がうますぎる…はやくみたいいいい (2021年8月1日 4時) (
レス) id: 1dc60e8858 (このIDを非表示/違反報告)
A - どうしましょう！？！？主様大変大変面白いです！！！！！面白すぎます！！ものすごくこの続きが気になります､､､大変だと思いますがお話更新楽しみに待ってます！ (2021年7月31日 22時) (レス) id: f0c11ee780 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：言ノ葉 | 作者ホームページ：https://twitter.com/ShinyStars1029?s=09
作成日時：2021年6月14日 17時
