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｢トイレ｣
｢嘘つくなや抜け駆けやろこんガキ！！｣
パタンと襖を閉めて出ていった重岡｡
心の中で､昨日の女の子達に誘われていた姿を思い出す｡
(……あの子の所行くのかな……)
ああ……｡いいんじゃない別に｡
仲良しだし､お似合いだし｡私は全然関係ないし｡
｢………………｣
｢ん？どしたA｣
私は
｢……すいません｡私もちょっと……｣
｢お！？なんや重岡と抜ける約束だったんかー！？｣
｢いえ私は
パトロールがあるんで！！｣
いい加減テンパると目ギラつかせて大声出す癖直したい｡が､今はそれどころではない｡
キョトンとする皆をその場に残して､私はお店を後にした｡
ああ､ダメだ｡
他の子がどーだとか､�霤沈菁擇�どーだとか
年下だからなんだとか｡
何をどう考えたって､もうダメだ｡
だって……私は
走って追いかけた私が､歩いている重岡に追いつくのは早かった｡
背中が見えたのを確認すると､私は鞄から取り出したあるものをあいつに向かって投げる｡
見事重岡の頭にべしっとぶつかったそれは､呆気なく地面に落ちた｡
本当はこんな風に渡したくなかったけど､重岡が止まってくれたから､もうどうでもいい｡
｢……なにこれ｡クリスマスプレゼント？｣
｢…………っ｡違う……｡この前､色紙作り手伝ってくれたから､そのお礼……っ｣
｢……なんでこんなことすんの？｣
｢だから……っ！｣
｢まだ�霤張�ャプテンのこと好きなんちゃうの？｣
そう言われて､胸がズキンと痛む｡
｢俺がいくら待ってたって､Aさんなんも考えてくれへんやん｡
あの人がまだ好きなら､そう言ってくれればええやろ｣
ああもう｡私はアホか｡こんなん……こんなの｡
どんなに繕ったって無駄じゃないか
私は見ないフリをしてた｡誰にでもわかる､単純な答えだったのに｡
私はもう､とっくに
｢…………待って｣
行ってしまいそうな重岡のコートを掴む｡
違う｡違うんだよ｡
｢今……あんたの言ったこと……全部……違う､から｡
……………………っいかないで､クダサイ｡｣
｢………………｣
何も言ってくれないのが怖い｡
やっぱりダメ……かな｡なんて思ってたら､勢いよく重岡がこっちに振り返り､ギュッと抱きしめられた｡
｢むっ！！ちょ……っ｣
｢別にどこにも行かへんよ｣
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ぽや - ふぁぁぁぁ続きがキニナルすぎるし、主様小説の作り方がうますぎる…はやくみたいいいい (2021年8月1日 4時) (
レス) id: 1dc60e8858 (このIDを非表示/違反報告)
A - どうしましょう！？！？主様大変大変面白いです！！！！！面白すぎます！！ものすごくこの続きが気になります､､､大変だと思いますがお話更新楽しみに待ってます！ (2021年7月31日 22時) (レス) id: f0c11ee780 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：言ノ葉 | 作者ホームページ：https://twitter.com/ShinyStars1029?s=09
作成日時：2021年6月14日 17時
