全て諦めようと思う。【佐野万次郎】 (ページ16)

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※グ’ロ表現注意！

Aside

『なんか…お付き合いさせてしまってすいません…』

「ん？いーよ、いーよ！Aだけだけど。」

「って、もう帰るの？まだ５時じゃ～ん」

宿題があるので、と断り、帰路についた。

最後まで手を振ってくれていた蘭さんと竜胆さん。最初は嫌だったけど今となればいい人達だな

家に着き宿題を済ませ、ご飯を食べる。
その後にお風呂に入った。

お風呂からあがってスマホを見てみるとものすごい通知が。

ケンちゃんケンちゃんケンちゃん万次郎ケンちゃん圭ちゃん圭ちゃん

ケンちゃんどした？

ケンちゃんのメッセージを見ると少し休め、と書いてあった。
そんなこといわれなくても休むつもりだったし。

圭ちゃんからは…万次郎のことか。も。いい。

万次郎からのメッセージは見ずに奢って貰ったカッターに手をかける。

開封し、ティッシュを用意した。そして、

ｻﾞｼｭｯ…

『はわぁ…！真っ赤な血！！』

血が止まるとまた切る。

ｻﾞｼｭｯ…ｻﾞｼｭｯ…

『私はっ！もう、、全て諦めようと思うんだ…っ！』

それを繰り返していたら至る所が真っ赤になった。

自分でも分かっていた。今の自分はおかしい。

『けど…決めつけた万次郎もおかしいよね？

…は、はは！同じもの同士！』

ストレスを全て切り傷にして残した。

『スゥー、ハー…スゥー、ハー…』

過呼吸のような浅い呼吸を繰り返していた。

ポタポタと血が指先からしたたり落ちる。

周りには、血、血、血。

外は夜が明けたのかうす暗かった。

立とうとしても貧血で頭がクラクラする。

そのまま倒れ込むように気絶した。

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じゅ、順位が！！！

ついてる！！！！

感謝感激雨霰。←