【アイナナ】大好きな歌を、大好きなキミへ。番外編（仮） (ページ7)

今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:2,451 hit

ナギ「第6話デース！！」壮五「先輩達の過去の話が聞けるって良いよね」一織「えぇ。参考になります」ページ7

ー天sideー

天「あのさ、さっきから思ってたんだけど、アンタ何者？」

宙「アンタ言うな九条天」

天「じゃあ宙。そっちもフルネームやめて。天で良い」

宙「じゃあ天。何者って聞かれてどう返せば良いのか知らないけど、まぁ8年前に消えた……」

天「floralの宙でしょ」

宙「知ってるなら聞かないで良いでしょ」

天「知りたいのはもう少し深いところ」

宙「深いところって？」

天「8年前の家族構成」

宙「その喋り方じゃ、絶対知ってるでしょ」

天「だって確認だもの」

宙「ん－、恐らく天の調べた私の8年前の家族の名前は正しいよ」

天「お父さんが星影プロの社長で、お母さんがSEREASの葉月………むぐっ」

宙「言わないでお願いだから言わないで」

天「なに？宙はママとパパが嫌いなの？」

宙「大々々大好きだよ」

天「じゃあなんで嫌なの？」

宙「じゃあ天の家族も教えてあげようか？数年前の。弟がな……ムグッ」

天「言わないでと言うか何で知ってるの」

宙「天は数年前の家族嫌いなの？」

天「……わかった。もう家族の話はしない」

というか、何で知ってるのかは知らないけど、絶対に周りに知られないようにしなきゃだね。

そのためには＿＿＿＿＿＿＿＿

天「ねぇ、宙。今日ウチにおいでよ」

宙「いいよ？そのかわりに、この49曲を貰ってくれる？こんな曲いらない」

楽「はぁ？なんだそれ」

宙「そのまま。こんな曲は必要ない」

龍「え！？でも良い曲だったよ……」

宙「聞いてて恥ずかしくなる。あ～、8年間を無駄にした気分」

カッチーン。

天「音を作っておいて『いらない』ってどういうこと？『こんな曲』ってどういうこと？」

宙「なに？何か問題が？」

楽「『いらない』は無いだろ！」

渚「そーそー。さすがに宙も言い過ぎ」

涙「宙。ちょっとこっちこっち」

渚「宙、さすがに性格尖らせすぎ」ｺｿｺｿ

涙「ツンツンしすぎ。宙、ツンデレでも良いけど、デレ要素がないよ？」ｺｿｺｿ

渚「8年前に八乙女君に出会って歌を聴いて貰った葉月宙はどこ行ったのさ」ｺｿｺｿ

涙「それが嬉しかった可愛げのある葉月宙はどこに行ったの？」ｺｿｺｿ

宙「うううるさい！！///」

何を話していたのかはサッパリわからないけど、何かあったよね、あの様子だと。

というか、宙がデレると面白いかも。