【アイナナ】大好きな歌を、大好きなキミへ。【八乙女楽】 (ページ44)

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決断ページ44

「捻挫だな。2週間は安静な」

宙「はぁぁぁああああ！！！？ナニソレっ！？」

「悪化するから仕方ねぇだろ！！既に悪化してるしな！」

宙「今日含めてあと5日でゼロアリーナでのライブだよ！！？練習しなくてどうすんの！？」

「じゃあ一回足ついてみろよ」

宙「……のぁぁあああああああああ！！！！？」←

「ホラな。それで踊れるわけねぇだろ。ライブは諦めろ」

宙「んなのイヤに決まってんじゃない！！」

「水無月の娘も文月の娘もいるし大丈夫だろ」

宙「そーゆーこっちゃないんだよ！！」

「メンバーが信頼できるヤツだったら諦めろ」

宙「イヤに決まってんでしょ！」

「じゃあ信頼できねぇのか？」

宙「信頼なんて関係ない！！この舞台を待っている人はたくさんいるんだ！！だから私はでなくちゃいけないんだよ！」

「じゃあステージに出て一生足を使えなくするか？」

宙「そのほうがマシだよ！絶対にあのステージに立って来てくれる皆を喜ばせるんだ！！それだけは何を言われても曲げない！！」

「――—……ったく、しょうがねぇな」

宙「へ？」

「しょうがねぇからステージには出れるようにしてやるっつーの！！」

宙「練習は……？」

「ステージに出るなら我慢しろ」

宙「うぐっ……」

「とにかく痛み止め塗ってその上から湿布、で包帯で固定しとけ。とにかく悪化させないようにあまり足を使わないこと。練習は絶対にやるなよ？リハーサルには参加してもいいが、捻挫してる右足をかばってやること。大変だと思ったら絶対に抜けろ。いいか？」

宙「わかった。練習の時の私のポジションの穴埋めはどうする？」

「如月の双子がいるだろ。アイツ等ならできる」

宙「……まぁ確かにできそう」

「じゃあさっさと帰れ」

宙「足使わないでどうやって帰れって言うの」

「じゃあ送ってってやるよ」

宙「小鳥遊事務所ってとこ。そこで練習してるからそこまで送って」

「ケッ！生意気なクソガキだな」

宙「はぁ！？もう私は大人だし！」

「あぁ忘れてた忘れてたｗｗ」←

宙「クッソ」←

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宙「じゃあね、長月の爺さん」

「チッ……時間無駄にした」

文句言わねぇでで帰れや爺さん。←

くぅううう……

皆にどう伝えようかな……