【アイナナ】大好きな歌を、大好きなキミへ。【八乙女楽】 (ページ20)

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あの暑い夏の日　１ページ20

ー楽sideー

あの少女の後を追ってきたのだが………

楽「見失った」

残念ながら見失ってしまった。

しかし、だ。これからどうしよう。

後ろを見てもそこにはだれもいない。

俺はどこか違うところに来てしまったのか？

あぁぁぁああーどうしよう。

ーチリンッ

ん？また鈴の音………

楽「うおっ！？」

いきなり先ほどの少女が目の前に現れ、そして一つの方を指差した。

そこに何があるかはわからなかったが、そっちへ向かえば出口があるかも知れないという淡い期待を胸に、その少女に話しかける。

楽「……迷ったなら、一緒に出口を探そう」

すんなりとうなずく少女。

警戒心と言うものはないのだろうか………

???「……」

楽「？何か言いたいことがあるのか？」

???「……」ﾌﾙﾌﾙ

楽「？(よくわからねぇヤツ)」

そういえば、前にもこんなことがあった気がする。

あの暑い夏の日に＿＿＿＿＿＿

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ー?sideー

とある病院に、『私』は入院していた。

なんで？と聞く人がいると思うんだ。

私は、『行き過ぎたファン』に首を切られたんだって。

そしたら、血がたくさん出て、手術もしたんだって。

だけど、『声帯』ってとこに影響が出て＿＿＿＿＿

声が出なくなっちゃったんだ。

だから今入院して、治してる。

だけどそれだけじゃ暇だから、『死んだ』お母さんとお父さんが大好きだった『歌』を創って、それをピアノで奏でていた。

自分ではそれを音にできないから。

病院の人は「いいよ」って言ってくれたんだ。

だけど、しばらくそれを続けているとある男の子が話しかけてきたんだ。

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くろくろより

意味不明な文が始まりましたが、気にせず読んでください。
この話は長くなりますが、よろしくお願いします。