【アイナナ】大好きな歌を、大好きなキミへ。【八乙女楽】 (ページ11)

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撮影ページ11

「楽くん！こっち向いてー」

ーパシャ

今スタジオの端っこの方で待機しているのですが、とてつもなく恥ずかしすぎて休憩している感じがしない……。

頭がカーって熱くなって、それで体まで火照ってくる。

少しでも気を紛らしたいなと思って楽の撮影の方に目を向けるが……

楽イケメンすぎっ！かっこいい！！←

さらに熱くなってきたよ。

……廊下行こ。

廊下に出ると同時に、中では大和さんの撮影に移ったよう。

ずるずると背中を壁に預けて座り込むと、すぐ隣で扉が開き楽が出てくる。

……なんてタイミング悪いの。

楽「何やってんだ？」

宙「……楽がイケメン過ぎるのが悪いんだもん」←

楽「なんだそれ……」

これじゃ全く冷えないよ……

いつもは緊張しないのに、楽と大和さんがいるとちょっと「無理かも」って気持ちが働いてしまう。

でも、これからお相手が知り合いの、仲のいい人じゃないかも知れないんだよ?私。

初めての数人での撮影のお相手が楽と大和さんだってことは奇跡にも近いんだよ？私。

腹くくってやるしかなくない？私。

後輩にかっこ悪い姿見せられないよね？私。

というか、いつもの現場に楽と大和さんがいるだけだよ。そうだよ。

うん、大丈夫。そうそう、大丈夫。

「宙ちゃん、入ってくれるかなー？」

宙「はーい」

本を買ってくれた人を満足させるためにも頑張らなくちゃ！

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ー楽sideー

正直、スタジオに入って良いのかはわからない。

だけどスタッフに「中に入って宙ちゃんのお手本を見て！」と言われて押し込まれたのだから仕方ないか。

取りあえず二階堂と並んでスタジオの端っこに突っ立っているのだが、特に何をすれば良いとかはないので暇だな。

……まぁ宙の撮影が始まればどうにかなるか。

「じゃあ撮影始めるよー」

宙「はーい！」

って、さっき廊下で蹲っていたのは誰だ？って感じだな。全くの別人みたいな感じがする。

いつも通り元気で明るい感じ。

見ていて癒やされるな。←

でも、アイツはどういうことを求められるんだ？

それによってはここにいちゃマズ……

楽・大和｢｢((予想より遙かにエロい！！))｣｣←

目のやり場に困るな……///

というか、次マジでコイツと一緒に撮影なのかよ……///

さすがに死ぬわ、多分。←

自信無くなってきた……。