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「いや、むしろ遅くなってごめん、最初からやばい感じだなあとは見てて思ってたんだけどさ、満員すぎてそっちまで辿り着くのに時間かかっちゃった」
A「あ…いえ、そんな…助けてもらっただけで…」
そういえばこの人…さっきは頭が混乱してて全然ちゃんと見れてなかったけど、よくよく見たらすっごいかっこいい。
顔なんて豆粒みたいにちっこくて目なんて栗みたいにおっきい。ハーフ…かな？
こんな人うちの学校にいたっけ？すぐ有名になりそうなのに
ん？ちょと待て…
A「最初から思ってた？？」
「あ、うん、ホームで目に入った時から綺麗だなと思ってずっと見てたから」
A「へ…？？」
初夏の生暖かい風が吹くホームの上で彼は耳を疑うセリフをいとも簡単に吐いた。
「あ、ごめん、あんなことされた後に男にこんなこと言われても気持ち悪いだけだよね」
A「あ…いえ…そんなこと…」
さっきまであんなに怖かったのに急にイケメンにこんなこと言われて、もう状況がよくわからない
「あ、俺ちょっと早くいかなきゃいけないから急ぐね、ごめんね、じゃあ気をつけて」
そう言って私が1人オロオロしている間に彼は階段を駆け上がっていってしまった。
A「……名前も聞けなかった」
何年何組なんだろう……校章もしてなかったから学年すらわからない
ちゃんとお礼も言えなかったな。
また、会えるんだろうか
ていうかホームから見られてたってことはあのニヤニヤしてたのも見られてたってこと！？
恥ずかしすぎる泣
でも、私のスカートを弄る手が止まった時もしかしたらってとっさに思い浮かんだのは………
そんなわけないのにね…
「Aー！」
ぐるぐる頭を巡らせていると突然背後から呼ばれた名前と同時にウェイ！と肩を組まれる
A「ミサト…おはよ…」
ミサト「Aちゃんおっはー！朝からテンション低くなーい？」
A「いや、たった今人生初の痴漢にあって…」
ミサト「え！？痴漢！？！大丈夫！！？」
A「あ、うん…それはもうすんごい紳士にに助けていただいて」
ミサト「えー！！すご！よかったね」
A「うん…同じ制服着てたよ」
ミサト「えー！まじ！？」
さっきあった出来事を事細かに話しながら私たちはトボトボ学校に向かった。
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ほのぼの(プロフ) - 更新楽しみにしています (2021年4月24日 10時) (
レス) id: 4fea01553b (このIDを非表示/違反報告)
ユウキ - もうキュンキュン！続編楽しみにしています。 (2020年5月20日 21時) (レス) id: 83c8412582 (このIDを非表示/違反報告)
nara(プロフ) - みかんさん» みかんさんありがとうございます、なんとか皆さんにドキドキしていただけるような作品になるよう頑張ります！ (2020年5月17日 6時) (レス) id: c63e5f2293 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 毎日ドッキドキです (2020年5月16日 16時) (レス) id: 45b61c76f6 (このIDを非表示/違反報告)
nara(プロフ) - ましゅさん» ましゅさん、ありがとうございます、コメント本当に嬉しいです！がんばります！ (2020年5月16日 0時) (レス) id: c63e5f2293 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nara | 作成日時：2020年5月14日 22時
