死なないために足掻きましょう。６【キミガシネ】 (ページ3)

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２４７話「発表１」ページ3

揃って着いた先は薄暗く...部屋の中央をぼんやりと照らしている照明が、そこに立つノエルとハンナキーに当たっていた。

ノ「集まったみたいだねー。」

ギ「今更、なんの用があるニャン！？」

Ｑ「全員メダルを集めきったんだ！！
文句はないハズぜよ！！」

レ「くだらねえゲームは終わりだ、クソ人形！」

『態々違う部屋でメインゲームの説明？
やるならさっさと終わらせて欲しいんだけど...。』

次々と皆の口から出てくる文句。
サブゲームが終わってメインゲームに目を向けたのに...逸らされた様に感じる。

ノ「いいや、残念だけど...サブゲームはまだ終わりじゃない。」

ナ「えっ...！？」

ノ「結果発表だよ！
みんな、メダルの売買ゲームだって事忘れてない？」

１番最初にノエルが説明していた。
それもあったし、ケイジさんの発言もあったから...出来る限りの努力をしてきた。

ソ「...なるほど。」

ケ「...これまで交換して手に入れた、メダルの数...か。」

ノ「厳密には“１度でも手にした他人のメダル”
その総数をカウントしてるんだ。」

『じゃあ...メダルを使った場合も今までのが全てカウントされるんだね？』

それじゃあ...私はクリアチップと犠牲ビデオに合計９０枚のメダルを使った。
しかし、総数の１７０枚が結果になると言う事。

ア「...現時点で持っていなくてもいいってことか。」

ノ「そうだよ！
信頼をメダルに置き換えたゲームだって言ったでしょ？
他人の手に渡った枚数...それが重要なんだ。
だから当然、自分自身のメダルをいくら持っててもカウントされませーん。

さあ順位を発表するから並んでね！
１番信頼された優秀な人間にはある権利をプレゼントするよ！」

『権利...？』

権利が何かと答える事無く...先へ進む。

ノ「さあ、行きましょう！
栄えある第1位は...！」

ハ「ジャ...ジャカジャカジャカジャカ...。」

ノ「ホシミヤAちゃんでーす！
おめでとうー！！」

『え...あ、うん...。』

ノ「はい、こちらに並んでー！」

ノエルに名前を呼ばれて...照明で照らされている場所の真ん中に立つ。

ノ「ゴホン、それでは、えー。
インタビューいいですかー？」

『それって...必要？
あんたにグダグダ付き合ってたくないんだけど。
さっさと次の発表に行ったら？』

皆...訳の分からない顔をしているし、遊びに付き合っていたくない。

ノ「ヒドイ反応だなー。
まあいいや、１位以外賞品もないので順に発表していくからねー。」