262話「ノエル?レコ?」 ページ18
ソウさんの発言に...皆がある人物達を頭に思い浮かべる。
ソ「そうさ。
ノエルとハンナキーなら、誰の服でも用意出来る。」
ノ「.........。」
ハ「.........。」
2人は...余計な事を言わない様に...黙っている。
それを良い事に...ソウさんは自分の考えを続けて言う。
ソ「体格もにていて、手袋で手の傷を隠すことができる人物は...着せ替え人形ノエル。
キミだよ。」
ソウさんの推理に...皆が納得し、頷く中......。
ノ「あはははははははは!!
ははははは!!
ははははははは!!
あはは...!!」
ノエルは...気が狂ったかの様に......笑い続けた。
ノ「あほくさ...。
あ〜あ...無駄なおしゃべりが好きだねー...。
教えてやるよ。
あの時のレコは“本物”だ。」
“あの時の”...。
私にとっては...それだけで十分だった。
ノ「あはは...。
オレが生きた人間の服なんか着るワケないじゃん。
みじめに死んでいく、可哀想な人間の服を着るのが最高に気持ちいいんだ...。
わかるかな...?」
サ「......くっ...。」
納得出来ないサラちゃんは...ノエルに手袋の中を見せる事を求めた。
何の問題も無いと言う様に...ノエルが手袋を外して見せると...当たり前だけれど、傷は1つも無い。
ノ「満足したかー?」
カ「そんな......。」
ナ「あうぅ...!
やっぱりニセモノなんて...いなかったんです!
私達は...いたずらに時間を浪費しただけ...!!」
ナオちゃんの発言に...皆が項垂れそうになる中、強い声が皆の背中を支える。
ケ「そうでもないさ。」
ナ「え...?」
ケ「おまわりさん、段々フロアマスターについて理解してきたよ。」
ノ「...はぁ?」
ケイジさんの挑発する様な発言に...ノエルはいとも容易く乗せられる。
こうなったら...ノエルは敵わない。
ここからは、ケイジさんのターンだ。
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作者名:伊豆花織 | 作成日時:2022年11月3日 17時